イオン<8267>2月末権利確定日予定…昨年後半は好調に推移も、年初から急落のまま下落前水準まで回復せず横ばいに推移中…権利確定で株価どうなる?

2023/02/18

 

2月末日に株主優待権利確定日を予定しているイオン<8267>。人気の優待銘柄は、確定日が近づくと権利獲得に向けた買いなどが集まり、株価が変動しやすい傾向があります。

昨年後半は、2,800円前後を推移し一時は2,900円台をつけ年初来高値を更新するなど好調に推移していました。しかし、年始から急落し、そこから反発するも、まだ下落前水準を回復できず横ばいに推移中です。

そのよう中、同社は今月末に権利確定日を迎えますが、これから株価はどのように推移する可能性があるのでしょうか?

 

イオン<8267>の優待権利確定前後の株価動向は?


では、権利日前後10日間(2月下旬~3月初旬)で、同社の株価は、例年どのような傾向が見られるのでしょうか?そのデータ分析の結果がこちらです。

シナジスタ:イオン<8267>の優待権利確定前後の株価動向

※上記グラフは「シナジスタ」の独自システムによるデータ分析による結果です

2000年から2022年の株価の推移を見ると、上昇傾向が6回、下落傾向が17回見られます。 この数字を見る限り、明確に下落傾向があると読み取れるでしょう。

変動幅を見ると、10%以上の変動は、上下合わせて4回あります。その中には、15%程度の変動が3回、20%以上の変動が1回あります。

約10%の変動も多く見られますが、ここから10%を超えると、変動幅が15%、20%まで変動する可能性が高いでしょう。

それに対して、5%以内の変動は11回見れられます。そのうち3回を除いて、他は全て下落時に見られます。

これらを考慮すると、同社の株価は、この時期に全体として下落傾向があり、変動幅はやや小幅にとどまる傾向はありますが、10%付近まで変動するでしょう。

ただし、下落時は全体として、変動幅がまんべんなく分散しているので、5%を超える場合は、10%程度まで変動、10%を超える場合は、15%まで変動、15%まで変動すると、20%まで変動と、その都度目安を変えると良いでしょう。

では、同社の株価は、権利確定前後の期間でどれくらいの範囲で株価が推移する可能性があるのでしょうか?

 

イオン<8267>の権利確定後の株価は?


データ分析によると、ここから株価が以下のような範囲で推移することが予測されます。

【予想変動幅(率)】-6.67%~7.05%

これまでの株価を分析した結果を見る限り、上昇幅は7.05%、下落幅は6.67%と考えられます。現在の株価(2/13終値2642.5)で計算すると「2,466円~2,829円」の範囲で変動すると考えられるでしょう。

上昇の変動幅目安に到達した場合は、昨年末の下落前の水準まで回復し、昨年11月下旬につけた年初来高値に迫ります。

この上昇に伴い、25日移動平均線が75日移動平均線を上抜けすることが期待でき、そこからさらに上昇する展開が見込めるでしょう。

反対に、下落の変動幅目安に到達した場合は、昨年6月につけた年初来安値には届きませんが、1/18につけた安値2486.5円を下回ります。そうなると、しばらく低調に推移することが予測されます。

また、すでに200日移動平均線を25日移動平均線が下抜けしていますが、続いて75日移動平均線も下抜けすると、更に一段株価が下がるでしょう。

このように同社の株価は、権利確定後に全体として下落傾向が強いこともあるうえ、もし下落方向に動くと過去の変動幅からも、もう一段株価が下がる可能性もあります。

もし、上昇すると全く反対に年初来高値更新が期待できる展開に変わります。ただし、例年の傾向をふまえると、大きな期待は避けたほうが良いでしょう。

同社の特長として、下落時は状況によって、目安が変わっていきます。もし下落する場合は、5%、10%、15%を目安に、下落幅を想定すると良いでしょう。

ただし、この動きは上昇時にも見られます。直近は方向感なく横ばいに推移していますので、どちらの展開になるか慎重に見極めるのが良いでしょう。

ぜひ、このような情報をもとに、あなたの投資スタンスを決めてみてはいかがでしょうか。

※本記事は2023/2/16時点の株式市場の状況をもとに執筆しました。年初来高値などの更新日や移動平均などの記載については、誤差が生じる場合がございます。予めご了承くださいませ。

 

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この記事を書いている人

高橋 佑輔(たかはし ゆうすけ) 高橋 佑輔(たかはし ゆうすけ)
トレード歴12年以上の現役ベテラントレーダー。2008年より開始し、過去12年間で11年利益を上げる。相場の値動きの「法則」を発見し、その法則を戦略化したシステムトレードで自己資金を運用中。12年間でたった一度負けがあっただけで、11年間安定的な成績を上げ、堅実に利益を積み上げる。高橋佑輔執筆【eBook(電子書籍)『日本株再入門』】の無料配布はこちらをクリック

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