良品計画<7453>作年4月からの低迷を抜け10月から上昇を開始し、直近まで上昇傾向を維持しながら推移中…決算発表で株価どうなる?
1/6に第1四半期決算発表を迎えた良品計画<7453>。昨年は年初から上昇し、そのまま年初来高値を更新するも、そこから下落し4月に年初来安値を更新しました。
その後、しばらく低迷が続き、ようやく昨年10月から上昇を開始し、直近までその上昇傾向が続いています。
そのような中、 決算発表を迎えた同社ですが、決算発表前後でどれくらいの範囲で株価が推移することが予測されるのでしょうか?
良品計画<7453>の第1四半期決算前後の株価動向は?
では、同社の株決算を挟んだ1ヶ月間(12月下旬~1月下旬)で、同社の株価は、例年どのような傾向が見られるのでしょうか?そのデータ分析の結果がこちらです。
※上記グラフは「シナジスタ」の独自システムによるデータ分析による結果です
2000年から2021年の株価の推移を見ると、上昇傾向が10回、下落傾向が12回見られます。この数字を見る限り、やや下落傾向があると読み取れるでしょう。
変動幅を見ると、10%以上の変動は、上下合わせて8回あります。その中には、上昇時に20%以上、下落時に30%以上のものもあります。
なお、ほぼ10%の変動が上昇時と下落時に1回ずつありますので、それも含めると10回が比較的大きな変動と読み取れます。
それに対して、5%以内の変動は6回見られます。この点も考慮すると、同社の株価はこの時期に、比較的大きく変動する可能性が高く、確率は均衡に近いですが、やや下落傾向があると考えられます。
乱高下まではいきませんが、全体的に上下しやすく、方向感が出た方向に一気に株価が進む傾向があると考えておくと良いかもしれません。
では、同社の株価は、決算発表前後でどれくらいの範囲で株価が推移することが予測されるのでしょうか?
良品計画<7453>の目標株価は?
データ分析によると、ここから株価が以下のような範囲で推移することが予測されます。
【目標株価】
上値目安:1,625円
下値目安:1,321円
※12/23終値1,478円を基準に計算
これまでの株価を分析した結果を見る限り、上昇幅は約9.9%、下落幅は約10.6%と考えられます。よって、上値は「1,625円」、下値は「1,321円」が目標株価と考えられるでしょう。
上値の目安に到達場合は、低迷する前につけていた2022/1/5の年初来高値1,796円には届きませんが、現在の上昇が継続するでしょう。
ただし、これまで低迷が続いていたので、これまで傾向のように10%をこえるような上昇があった場合は、利益確定に押されることが予測されます。
そういった動きも考えながら、上昇時は動向を見ていくと良いでしょう。
反対に、下値の目安に到達した場合は、現在緩やかに下降している200日移動平均線を下抜けします。
その前に、この200日移動平均線を抵抗線として反発することも考えられますが、現在上に位置する75日移動平均線が下抜けするようなことがあれば、下落の勢いが高まると考えられます。
この時期は、比較的大きく株価が変動しやすいだけに、このようなシナリオのリスクも十分に考えておいたほうが良いでしょう。
このように同社は、この時期に株価が変動しやすいこともあり、上昇時と下落時でシナリオが全く違った方向に動くことが想定されます。
そういった意味では、直近の上昇や10月から続いている中期的な上昇が、ここで途切れることなく、勢いを保てるかがポイントでしょう。
株価の変動が比較的大きい時期ということもあり、ここからの展開が読みにくいのが同社の特徴です。
通常であれば、ここからさらなる上昇に期待したいところですが、これまでの傾向をふまえて、上昇一辺倒で考えず、下落の可能性もあると中立的に動向を見るのが良いでしょう。
ぜひ、このような情報をもとに、あなたの投資スタンスを決めてみてはいかがでしょうか。
※本記事は2023/1/5時点の株式市場の状況をもとに執筆しました。年初来高値などの更新日や移動平均などの記載については、誤差が生じる場合がございます。予めご了承くださいませ。
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この記事を書いている人
高橋 佑輔(たかはし ゆうすけ)
トレード歴12年以上の現役ベテラントレーダー。2008年より開始し、過去12年間で11年利益を上げる。相場の値動きの「法則」を発見し、その法則を戦略化したシステムトレードで自己資金を運用中。12年間でたった一度負けがあっただけで、11年間安定的な成績を上げ、堅実に利益を積み上げる。高橋佑輔執筆【eBook(電子書籍)『日本株再入門』】の無料配布はこちらをクリック。
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