スギH<7649>昨年からの下落が6月に止まるものの、その後は回復途中で停滞し、そのまま直近も横ばいに推移中…決算発表で株価どうなる?

2022/12/28

 

12/27に第3四半期決算発表を迎えたスギホールディングス<7649>。昨年末から続いていた下落も、6月には下げ止まり、その後は上昇すると思われましたが、回復の途中で停滞しました。

そこから、そのまま停滞が続き、7月以降からほぼ横ばいでの推移が続いています。しかし、決算発表当時に急上昇するなど、なかなか掴みにくい展開が続いています。

そのような中、 決算発表を迎えた同社ですが、決算発表前後でどれくらいの範囲で株価が推移することが予測されるのでしょうか?

 

スギホールディングス<7649>の第3四半期決算前後の株価動向は?


では、同社の株決算を挟んだ1ヶ月間(12月中旬~1月中旬)で、同社の株価は、例年どのような傾向が見られるのでしょうか?そのデータ分析の結果がこちらです。

シナジスタ: スギホールディングス<7649>の第3四半期決算前後の株価動向

※上記グラフは「シナジスタ」の独自システムによるデータ分析による結果です

2000年から2021年の株価の推移を見ると、上昇傾向が8回、下落傾向が14回見られます。この数字を見る限り、やや下落傾向があると読み取れるでしょう。

変動幅を見ると、10%以上の変動は、上下合わせて6回あります。その中には、上昇時に40%以上、下落時に20%以上のものもあります。また、6回のうち3回が上昇時、3回が下落時です。

それに対して、5%以内の変動は12回あります。こちらは12回中9回が下落時に発生しています。

これらを考慮すると、同社はこの時期に、10%以上の大きな下落も想定されますが、全体としては小幅に下落する傾向があると考えられます。

では、同社の株価は、決算発表前後でどれくらいの範囲で株価が推移することが予測されるのでしょうか?

 

スギホールディングス<7649>の目標株価は?


データ分析によると、ここから株価が以下のような範囲で推移することが予測されます。

【目標株価】
上値目安:6,930円
下値目安:5,840円

※12/16終値6,220円を基準に計算

これまでの株価を分析した結果を見る限り、上昇幅は約11.3%、下落幅は約6.1%と考えられます。よって、上値は「6,930円」、下値は「5,840円」が目標株価と考えられるでしょう。

上値の目安に到達した場合は、ほぼ横向きでの推移となっている各移動平均線が、徐々に上向きに転じます。そうなると、そのまま上昇が続く可能性が高まるでしょう。

もし、この目安を上抜けする場合は、上昇に勢いがつき、好調に推移するでしょう。

反対に、下値の目安に到達した場合は、現在横這いで推移している200日移動平均線付近まで下落します。そうなると、引き続き6,000円前後での横這いでの推移が続くでしょう。

そして、この推移により、25日・75日・200日移動平均線が接近し、ここからは各移動平均線が上抜け、下抜けと交錯することも想定されます。

そうなると、次の展開になるまでに、しばらく時間がかかることになるでしょう。

このように同社は、決算発表当日に向け好調な推移が見られるものの、この時期に下落しやすい傾向があることをふまえると、どちらのシナリオも想定しておくのが良いでしょう。

直近に急上昇し6,600円を上抜けする場面も見られましたが、上値の目安まで、まだ値幅があります。

それらを考慮すると、ここから上昇を期待したいところですが、上値目安まで届く勢いを維持できるか、それとも、維持できず上昇前の水準に戻るかが、直近のポイントになるでしょう。

今は、一時的に上昇方向へ方向感が出ていますが、まだ明確に上昇方向へ推移するとは判断が難しい状況です。ゆえに、ここから下落方向に転換することも十分に考えられます。

特に、この年末は、通常よりも値動きが上下に激しくなる傾向がありますので、この変動に惑わされることなく、できるだけ中立に状況を見て、投資の意思決定をするのが良いでしょう。

ぜひ、このような情報をもとに、あなたの投資スタンスを決めてみてはいかがでしょうか。

※本記事は2022/12/27時点の株式市場の状況をもとに執筆しました。年初来高値などの更新日や移動平均などの記載については、誤差が生じる場合がございます。予めご了承くださいませ。

 

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この記事を書いている人

高橋 佑輔(たかはし ゆうすけ) 高橋 佑輔(たかはし ゆうすけ)
トレード歴12年以上の現役ベテラントレーダー。2008年より開始し、過去12年間で11年利益を上げる。相場の値動きの「法則」を発見し、その法則を戦略化したシステムトレードで自己資金を運用中。12年間でたった一度負けがあっただけで、11年間安定的な成績を上げ、堅実に利益を積み上げる。高橋佑輔執筆【eBook(電子書籍)『日本株再入門』】の無料配布はこちらをクリック

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