ニトリ<9843>昨年からの下落が止まり10月頃から上昇に動き出し、現在は16,000円前後まで回復中…決算発表で株価どうなる?

2022/12/22

 

12/23に第3四半期決算発表を迎えるニトリホールディングス<9843>。昨年秋から下降を続けていた同社株価ですが、今年5月を過ぎてようやく下げ止まり、しばらくの間横這いで推移していました。

10月頃から上昇の兆しを見せ、現在は16,000円前後に位置し、ようやく200日移動平均線が横ばいに近い状態になり、75日移動平均線も上向きはじめています。

そのような中、 決算発表を迎える同社ですが、決算発表前後でどれくらいの範囲で株価が推移することが予測されるのでしょうか?

 

ニトリホールディングス<9843>の第3四半期決算前後の株価動向は?


では、同社の株決算を挟んだ1ヶ月間(12月中旬~1月中旬)で、同社の株価は、例年どのような傾向が見られるのでしょうか?そのデータ分析の結果がこちらです。

シナジスタ:ニトリホールディングス<9843>の第3四半期決算前後の株価動向

※上記グラフは「シナジスタ」の独自システムによるデータ分析による結果です

2002年から2021年の株価の推移を見ると、上昇傾向が9回、下落傾向が10回、変わらずが1回見られます。この数字を見る限り、やや下落傾向もしくは、ほぼ均衡状態と読み取れるでしょう。

変動幅を見ると、10%以上の変動は、上下合わせて3回あります。その中には、30%の上昇もありますが、それは一度だけです。残りの2回は10%程度の変動にとどまっています。

それに対して、5%以内の変動は、上下と変わらないときを合わせて11回見られます。その他は、5~10%の変動が見られます。

これらを考慮すると、同社はこの時期に、ほぼ均衡か、やや下落傾向があるものの、あまり株価が変動しない確率が高いでしょう。

では、同社の株価は、決算発表前後でどれくらいの範囲で株価が推移することが予測されるのでしょうか?

 

ニトリホールディングス<9843>の目標株価は?


データ分析によると、ここから株価が以下のような範囲で推移することが予測されます。

【目標株価】
上値目安:17,520円
下値目安:15,505円

※12/9終値16,200円を基準に計算

これまでの株価を分析した結果を見る限り、上昇幅は約8.1%、下落幅は約4.2%と考えられます。よって、上値は「17,520円」、下値は「15,505円」が目標株価と考えられるでしょう。

上値の目安に到達した場合は、年初の株価水準にようやく回復します。それ以前の下落前の水準21,000~23,000円付近まではまだ差がありますが、短期的な上昇トレンドを迎えるでしょう。

ただし、今年の動向をふまえると、ここで利益確定の売りが入ることも想定されます。そうなると、同価格帯での様子見が続いていくでしょう。

もし、この上値の目安に向かって上昇する場合は、そのまま上昇していくか、もみ合いになるかを見極めがポイントになるかもしれません。

反対に、下値の目安に到達した場合は、そのまま下落方向に動くことなく横ばいに推移するでしょう。

なぜなら、11月からの上昇により移動平均線に大きな影響がないからです。引き続き、200日・75日移動平均線の上位に株価が位置しますので、そのまま横ばいに推移すると考えられます。

ただし、そこから再上昇するか、それとも下落方向へ動くかは、現時点では判断が難しい状況です。横ばいに推移をはじめた場合は、そこでいったん方向感がなくなったと考えておくのが良さそうです。

このように同社は、この時期にあまり株価が変動しない傾向があるものの、直近の動向をふまえると、やや底堅いようにも見えます。

また、上昇率の目標は8.1%ですが、あくまでも2005年の30%以上の変動があったことで、平均的な上昇率が上がっていると考えられます。

よって、やや底堅いものの、やはり上値は重たいようにも見えます。そういった意味でも、もしここから上昇しても、そのまま上昇一辺倒ではなく、もみ合いになるシナリオも想定しながら、動向を見ていくのが良いでしょう。

株価の変動が小さい傾向があるだけに、なかなか展開が読みにくいまま今年を終えることも十分に想定されます。

明確な方向感が出るまでは、様子見をして、売買のタイミングをじっくりを見極めるのも選択肢の一つでしょう。

ぜひ、このような情報をもとに、あなたの投資スタンスを決めてみてはいかがでしょうか。

※本記事は2022/12/21時点の株式市場の状況をもとに執筆しました。年初来高値などの更新日や移動平均などの記載については、誤差が生じる場合がございます。予めご了承くださいませ。

 

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この記事を書いている人

高橋 佑輔(たかはし ゆうすけ) 高橋 佑輔(たかはし ゆうすけ)
トレード歴12年以上の現役ベテラントレーダー。2008年より開始し、過去12年間で11年利益を上げる。相場の値動きの「法則」を発見し、その法則を戦略化したシステムトレードで自己資金を運用中。12年間でたった一度負けがあっただけで、11年間安定的な成績を上げ、堅実に利益を積み上げる。高橋佑輔執筆【eBook(電子書籍)『日本株再入門』】の無料配布はこちらをクリック

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