クリエイトRH<3387>7月の年初来高値更新から一時下落するも上昇し、再度年初来高値も射程圏に突入…決算発表で株価どうなる?
クリエイト・レストランツ・ホールディングの株価が気になる人はいますか?
10/14に第2四半期決算発表を迎えるクリエイト・レストランツ・ホールディング<3387>。2021年10月末1,000円付近から急降下したまま、今年前半は600円台で低迷していました。
しかし、今年3月末から上昇を開始し、現在は1,000円付近まで回復しています。7月下旬の年初来高値更新から、いったん下落しましたが、再び年初来高値更新が射程圏まで来ています。
そのような中、 決算発表を迎える同社ですが、決算発表前後でどれくらいの範囲で株価が推移することが予測されるのでしょうか?
クリエイト・レストランツ・ホールディング<3387>の第2四半期決算前後の株価動向は?
では、同社の株決算を挟んだ1ヶ月間(10月上旬~11月上旬)で、同社の株価は、例年どのような傾向が見られるのでしょうか?そのデータ分析の結果がこちらです。
※上記グラフは「シナジスタ」の独自システムによるデータ分析による結果です
2006年から2021年の株価の推移では、上昇傾向が10回、下落傾向が6回見られます。この数字を見る限り、この時期はやや上昇傾向があると考えられるでしょう。
変動幅を見ると、10%以上の変動は、上下合わせて8回あります。その中には、30%以上の下落や20%以上の上昇と下落など、変動が大きいものが見られます。5%以内の小幅変動は、上下合わせて6回です。
これらを考慮すると、同社の株価は、小さく動くときは小さく動き、大きく動くときは大きく動くという、つかみにくい傾向があると読み取れるでしょう。
なお、上下のどちらの方向も大きく変動するときは変動しますが、下落時は6回中4回が10%以上変動しています。
全体としては上昇傾向があるものの、下落時は比較的大きく下落する確率が高いことには、注意が必要でしょう。
では、同社の株価は、決算発表前後でどれくらいの範囲で株価が推移することが予測されるのでしょうか?
クリエイト・レストランツ・ホールディング<3387>の目標株価は?
データ分析によると、ここから株価が以下のような範囲で推移することが予測されます。
【目標株価】
上値目安:1,055円
下値目安:821円
※10/3終値959円を基準に計算
これまでの株価を分析した結果を見る限り、上昇幅は約9.9%、下落幅は約14.3%と考えられます。よって、上値は「1,055円」、下値は「821円」が目標株価と考えられるでしょう。
上値の目安に到達した場合は、7月下旬に付けた年初来高値を更新します。そうなると、さらに上値を目指す展開に動いていくでしょう。
なお、そうなると上値の目安になる指標がないこともあり、そのまま勢いよく上昇する可能性もあります。
もし、そのような動きが見られた場合は、過去の上昇幅を参考に15%、20%など段階的に上値の目安水準を上げていきながら、動向を見ると良いでしょう。
反対に、下値の目安に到達した場合は、現在下位にある200日移動平均線を下抜けします。そうなると、これまでの高値圏から一段低い位置での推移になると予測されます。
もし、それに伴い株価だけでなく、25日・75日移動平均線も200日移動平均線を下抜けした場合は、長期的な低迷になると考えられるでしょう。
このように同社は、9月からの上昇の勢いのまま、7月の年初来高値を再度更新する展開が見込める一方で、全く反対に低迷する可能性もあります。
過去の値動きの傾向を見る限り、大きく動くときは大きく動くので、方向感が出るまでは展開が読みにくいかもしれません。
また、下落時は、上昇時に比べて大きく下落する確率が高いので、もし少しでも下落方向に動き始めた場合は、長期の低迷に入ることを念頭に置いて動向を見るのが良いでしょう。
直近の動きを見ると、このまま上昇一辺倒を期待したいところですが、この時期に株価が大きく動く傾向もあるので、楽観的に見ると、リスクが生じやすいのが特長でもあります。
そういった側面もふまえて、まだ方向感が決まったわけではないので、もう少々動向を見て、方向感が決まってから売買のタイミング見極めるのが良いでしょう。
ぜひ、このような情報をもとに、あなたの投資スタンスを決めてみてはいかがでしょうか。
※本記事は2022/10/7時点の株式市場の状況をもとに執筆しました。年初来高値などの更新日や移動平均などの記載については、誤差が生じる場合がございます。予めご了承くださいませ。
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この記事を書いている人
高橋 佑輔(たかはし ゆうすけ)
トレード歴12年以上の現役ベテラントレーダー。2008年より開始し、過去12年間で11年利益を上げる。相場の値動きの「法則」を発見し、その法則を戦略化したシステムトレードで自己資金を運用中。12年間でたった一度負けがあっただけで、11年間安定的な成績を上げ、堅実に利益を積み上げる。高橋佑輔執筆【eBook(電子書籍)『日本株再入門』】の無料配布はこちらをクリック。
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