岡三証券<8609>先月権利確定日直前に年初来安値を更新し、そこから反発するも軟調に推移中…今月の株価どうなる?

2022/10/11

 

先月末日の配当権利確定日を迎えた岡三証券グループ<8609>。人気の配当と優待銘柄は、確定日が近づくと権利獲得に向けた買いなどが集まり、株価が変動しやすい傾向があります。

その一方で、権利確定日を過ぎると株価が上下し、下落方向へ推移することも多くあります。同社は、先月末に年初来安値を更新するなど、年初をピークに下落方向に推移し、それに該当するような動向を見せています。

そのような直近の動きをしている同社ですが、権利確定後の今月はこれから株価はどのように推移する可能性があるのでしょうか?

 

岡三証券グループ<8609>の配当権利確定前後の株価動向は?


では、権利日前後10日間(10月下旬~11月初旬)で、同社の株価は、例年どのような傾向が見られるのでしょうか?そのデータ分析の結果がこちらです。

シナジスタ:岡三証券グループ<8609>の配当権利確定前後の株価動向

※上記グラフは「シナジスタ」の独自システムによるデータ分析による結果です

2000年から2021年の株価の推移を見ると、上昇傾向が8回、下落傾向が13回、変わらずが1回見られます。この数字を見る限り、この時期はやや下落傾向があると読み取れるでしょう。

変動幅を見ると、10%以上の変動は、上下合わせて4回あります。その中には、上下1回ずる15%以上の変動も見られます。

それに対し、5%以内の小幅変動は、8回見られます。なお、5~10%以内の変動は、上下合わせて9回見られます。

これらをふまえると、同社の株価は、この時期に10%以上の大きな変動は少ないものの5~10%の変動が多いので、この時期に比較的大きく変動すると考えられるでしょう。

また、全体の傾向として、下落傾向がありますので、下落方向に5~10%変動する傾向があると捉えておくと良いでしょう。

では、同社の株価は、権利確定前後の期間でどれくらいの範囲で株価が推移してきたのでしょうか?

 

岡三証券グループ<8609>の権利確定後の株価は?


データ分析によると、ここから株価が以下のような範囲で推移することが予測されます。

【予想変動幅(率)】-6.49%~6.11%

これまでの株価を分析した結果を見る限り、上昇幅は約6.1%、下落幅は約6.4%と考えられます。現在の株価(9/22終値332円)で見ると「310円~352円」の範囲で変動すると考えられるでしょう。

上昇した場合は、25日移動平均線が75日線を上抜けし、直近の下落を底値に下げ止まると考えられるでしょう。

しかしながら、株価がわずかに75日移動平均線を上抜けしていない動きなどをふまえると、底値から多少反発した程度にとどまり、しばらく横ばいに推移するでしょう。

もし、そのまま横ばいを維持することができれば、その後は再び上昇への期待が持てるでしょう。

反対に下落した場合は、先月末に更新した年初来安値を再び更新します。そうなると、この下落が、このまま継続すると考えられるでしょう。

そこからは、下値の抵抗線となる指標がなく、材料が乏しい状況に入ります。そうなると、今後さらに下落する可能性が出てくるでしょう。

そのときは、過去の最大下落幅約16%の下落も想定しながら、十分にリスク管理をしていく必要があるでしょう。

このように同社は、権利確定前後で、このような値動きが予測されます。上昇と下落のいずれの場合も上値は重たく、良くて現状維持と考え、基本的には、下落方向に動と考えて動向を見ていくと良いでしょう。

また、同社はこの時期に下落方向にやや動きやすいこともありますので、過去の最大下落幅と同水準の下落も想定しながら、動向を見ていくのが良いでしょう。

ぜひこのような情報をもとに、あなたの投資スタンスを決めてみてはいかがでしょうか。

※本記事は2022/10/7時点の株式市場の状況をもとに執筆しました。年初来高値などの更新日や移動平均などの記載については、誤差が生じる場合がございます。予めご了承くださいませ。

 

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この記事を書いている人

高橋 佑輔(たかはし ゆうすけ) 高橋 佑輔(たかはし ゆうすけ)
トレード歴12年以上の現役ベテラントレーダー。2008年より開始し、過去12年間で11年利益を上げる。相場の値動きの「法則」を発見し、その法則を戦略化したシステムトレードで自己資金を運用中。12年間でたった一度負けがあっただけで、11年間安定的な成績を上げ、堅実に利益を積み上げる。高橋佑輔執筆【eBook(電子書籍)『日本株再入門』】の無料配布はこちらをクリック

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