ダイドー<2590>7月に年初来高値を更新するも、そこから反落し25日・75日移動平均線を下抜けで軟調に推移中…決算発表で株価どうなる?

2022/08/27

 

8/26に第2四半期決算発表を迎えたダイドーグループホールディングス<2590>。直近1年での値動きが大きくなり、その過程で、7/20には年初来高値で5,260円を付けました。

しかし、直近はそこから反落し、25日・75日移動平均線を下抜けしました。また、200日移動平均線付近の4,800円付近に位置しています。これまでの値動きもあり、方向感がつかみにくい動きをしています。

そのような中、 決算発表を迎えた同社ですが、決算発表前後でどれくらいの範囲で株価が推移することが予測されるのでしょうか?

 

ダイドーグループホールディングス<2590>の第2四半期決算前後の株価動向は?


では、同社の株決算を挟んだ1ヶ月間(8月中旬~9月中旬)で、同社の株価は、例年どのような傾向が見られるのでしょうか?そのデータ分析の結果がこちらです。

シナジスタ:ダイドーグループホールディングス<2590>の第2四半期決算前後の株価動向

※上記グラフは「シナジスタ」の独自システムによるデータ分析による結果です

2001年から2021年の株価の推移を見ると、上昇傾向が7回、下落傾向が14回見られます。この数字を見る限り、この時期に明確に下落傾向があると考えられるでしょう。

変動幅を見ると、10%以上の変動は、上下合わせて4回あります。5%以内の変動は、上下合わせて16回あります。なお、約15%の変動が上下とも、1回ずつ見られます。

これらを考慮すると、この時期の同社の株価は、下落傾向はあるものの、小幅な下落にとどまる可能性が高いと考えられます。

ただし、約15%の変動など、何か材料があるときは、比較的大きく変動しやすい傾向が見られるでしょう。

では、同社の株価は、決算発表前後でどれくらいの範囲で株価が推移することが予測されるのでしょうか?

 

ダイドーグループホールディングス<2590>の目標株価は?


データ分析によると、ここから株価が以下のような範囲で推移することが予測されます。

【目標株価】
上値目安:5,240円
下値目安:4,685円

※8/15終値4,940円を基準に計算

これまでの株価を分析した結果を見る限り、上昇幅は約6.1%、下落幅は約5.1%と考えられます。よって、上値は「5,240円」、下値は「4,685円」が目標株価と考えられるでしょう。

上値の目安に到達した場合は、7/20に付けた年初来高値5,260円には届かないものの、目前まで迫ります。そうなると、直近の25日・75日移動平均線を上抜けすることになり、短期的な上昇が見込めるでしょう。

ただし、この時期は下落しやすい傾向があります。年初来高値更新以降下落し、直近は株価が25日・75日移動平均線の下に位置しているので、あくまでも上昇した場合のシナリオとして考えておくと良いでしょう。

反対に、下値の目安に到達した場合は、3月の年初来安値の更新にまでは至りませんが、25日、75日、200日の移動平均線の3つの線が、そろって下向きになるでしょう。

そうなると、しばらく軟調に推移すると考えられます。なお、乖離率が高まった場合、そこからの反発も期待されます。

しかし、この時期の傾向をふまえると、この流れが続き軟調に推移するでしょう。そのときは、再上昇まで時間を要すると考えておくと良いでしょう

このように同社は、7月の年初来高値更新をしたものの、その後、一段低い位置まで下落し、25日・75日移動平均線の下に位置しています。

この直近の状況と、これまでの傾向をふまえると、上値は重たく、むしろ軟調に推移する可能性が高いでしょう。それをふまえると、もし、これまでの傾向を違い、上昇することがあっても、方向感が出るまでは、様子見するのも選択肢の一つでしょう。

ぜひ、このような情報をもとに、あなたの投資スタンスを決めてみてはいかがでしょうか。

※本記事は2022/8/25時点の株式市場の状況をもとに執筆しました。年初来高値などの更新日や移動平均などの記載については、誤差が生じる場合がございます。予めご了承くださいませ。

 

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この記事を書いている人

高橋 佑輔(たかはし ゆうすけ) 高橋 佑輔(たかはし ゆうすけ)
トレード歴12年以上の現役ベテラントレーダー。2008年より開始し、過去12年間で11年利益を上げる。相場の値動きの「法則」を発見し、その法則を戦略化したシステムトレードで自己資金を運用中。12年間でたった一度負けがあっただけで、11年間安定的な成績を上げ、堅実に利益を積み上げる。高橋佑輔執筆【eBook(電子書籍)『日本株再入門』】の無料配布はこちらをクリック

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