JT<2914>3月から順調に上昇するも先月の年初来高値更新後から下落し、直近は2,300円前後を停滞中…月末に向け株価どうなる?

2022/08/20

 

7/29に第2四半期決算発表を迎えたJT<2914>。今年は2月後半に急落し、3月には年初来安値2,000円をつけましたが、そこから徐々に上昇を続け、7月には年初来高値を更新しました。

直近は、年初来高値更新後から下落し、2,300円前後を推移するも停滞し、ここから再び上昇するのか、それとも下落するのかが、読みにくい展開が続いています。

このように難しい状況が続いている同社ですが、決算発表後のこの8月に、どれくらいの範囲で株価が推移することが予測されるのでしょうか?

 

JT<2914>の8月の傾向は?


同社の株価は、8月(8月上旬~9月上旬)に、例年どのような傾向が見られるのでしょうか?そのデータ分析の結果がこちらです。

シナジスタ:JT<2914>の8月の傾向

※上記グラフは「シナジスタ」の独自システムによるデータ分析による結果です

2000年から2021年の株価の推移を見ると、上昇傾向が6回、下落傾向が16回見られます。この数字を見る限り、この時期は明確に下落傾向があると考えられるでしょう。

変動幅を見ると、10%以上の変動は2001年の下落時の1回のみです。その他の時期で比較的大きな変動は、2015年に約8%の下落、2019年に約7%の下落がありました。

その他の期間は、上下とも約5%以内の変動にとどまっています。

これらを考慮すると、同社の株価はこの時期に下落しやすいが、比較的小さな下落にとどまる傾向があるでしょう。

では、同社の株価は、この8月にどれくらいの範囲で株価が推移することが予測されるのでしょうか?

 

JT<2914>の目標株価は?


データ分析によると、ここから株価が以下のような範囲で推移することが予測されます。

【目標株価】
上値目安:2,369円
下値目安:2,249円

※8/1終値2,331円を基準に計算

これまでの株価を分析した結果を見る限り、上昇幅は約1.6%、下落幅は約3.5%と考えられます。よって、上値は「2,369円」、下値は「2,249円」が目標株価と考えられるでしょう。

上値の目安に到達した場合は、7/27につけた年初来高値の手前まで上昇します。やはり、今月は上昇しても小幅にとどまることを予測されるので、あくまでも現在の水準の維持にとどまるでしょう。

反対に、下値の目安に到達した場合は、現在株価の下位に位置している200日移動平均線を下抜けします。

直近は、この200日移動平均線を抵抗線として反発してきましたが、ここで下抜けすると状況が変わるでしょう。

緩やかに下降している25日移動平均線と、横ばいに推移しかけている75日移動平均線の両線が、下向きに転じる可能性があります。

そうなった場合、今年3月から順調に上昇を続けてきた同社ですが、ここで低迷するかもしれません。そうなった場合、低迷が長引きこともありますので、このような展開になった場合は注意が必要でしょう。

このように同社は、この8月に明確な下落傾向がある中、直近の動向をふまえると、なかなか難しい展開が予測されます。

もし、上昇しても上値が重たい展開が考えられ、下落した場合は、これまで順調に上昇してきたトレンドが転換する可能性があります。

あくまでも8月に限定した傾向ですが、もし下落方向に株価が動くことがあれば、今月を起点に株価が低迷することも考えられます。

これらの状況を踏まえると、今月が終わるまでは方向感が見えてこないので、ここから方向感が出てくるまで様子見するのも選択肢の一つでしょう。

ぜひ、このような情報をもとに、あなたの投資スタンスを決めてみてはいかがでしょうか。

※本記事は2022/8/18時点の株式市場の状況をもとに執筆しました。年初来高値などの更新日や移動平均などの記載については、誤差が生じる場合がございます。予めご了承くださいませ。

 

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この記事を書いている人

高橋 佑輔(たかはし ゆうすけ) 高橋 佑輔(たかはし ゆうすけ)
トレード歴12年以上の現役ベテラントレーダー。2008年より開始し、過去12年間で11年利益を上げる。相場の値動きの「法則」を発見し、その法則を戦略化したシステムトレードで自己資金を運用中。12年間でたった一度負けがあっただけで、11年間安定的な成績を上げ、堅実に利益を積み上げる。高橋佑輔執筆【eBook(電子書籍)『日本株再入門』】の無料配布はこちらをクリック

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