1/6の日経平均株価の下落は暴落の予兆?~2022年1月7日版~

2022/01/08

 

「いったい今年の株価はどうなるのか?」と、年始早々、日経平均株価が大きく上下したことで、気になっている個人投資家の方はいますか?

昨年は、日経平均株価を年単位で見ると、結果的には上昇して終えたものの、最後の最後まで明確な方向感がなく終えました。

そして、今年に入ると、いきなり日経平均株価が大きく上下し「これは正常な変動なのか」それとも「波乱なのか」の判断が難しい状況かもしれません。

そこで今回は、私たちが日本株市場のトレンドを捉えることを目的に、独自に開発した「株トレンド指数」をもとに、今週の株式市場の動向と、今後の展開について考えていきます。

 

1/6の日経平均株価の大幅下落は暴落の予兆?


まず、こちらをご覧ください。こちらは12/22~1/6の日経平均株価と、株トレンド指数の状況です。

※上記グラフは「シナジスタ」の独自システムによるデータ分析による結果です

株トレンド指数は、以下のような6つの指数で構成されています。

  • 天井指数…「170」付近で、相場全体の上昇トレンドが終焉する傾向
  • 底値指数…「220~420」付近で、相場全体が底値に近づき適正株価まで回復傾向
  • 押し目買い指数…30に近い水準になると押し目買い戦略が機能しやすい傾向
  • 空売り指数…「50」付近で、相場全体の上昇にブレーキが掛かる傾向
  • OVER指数…上昇の前兆や天井の前兆が読み取れる指数
  • RISK指数…大幅下落や暴落の前兆を読み取れる指数

※OVER指数・RISK指数は上記グラフには表記されていませんのでご注意ください

これらをふまえると、12月下旬までは、日経平均株価と株式市場全体の動向に比較的差異がありました。それが、年始からは状況が変わり、比較的連動性がある状態になりました。

これは、昨年は連動性が低い状態が続いていたので、年始早々、これまでとは違った状況です。1/4~1/6のたった3日間ですが、ほぼ連動していることが読み取れます。

しかし、一つだけ難しいのが「1/5」の状況でしょう。1/5は、日経平均株価は、ほぼ横ばいに推移したものの、市場全体の中では株価の上昇を示す天井指数が目立ちました。

それをふまえると、日経平均株価を基準に株式市場のトレンドを捉えている投資家は、ここで錯覚を起こしやすかったでしょう。

日経平均株価は横ばいだが、保有中銘柄が偶然上昇していたら、これから大きな上昇が起きる前兆だと勘違いしてしまったかもしれません。

また、ここでより難しくするのが、全体的なトレンドの大きさです。昨年12月は、無風状態まではいきませんが、近い状況でした。

それが年始早々、このように変動があると、とても大きな波が株式市場に起きていると感じてしまう人もいるでしょう。

しかし、実際はというと、上のグラフをご覧いただいても分かるように、一番動いたときでも1/5の天井指数の40弱です。

これは、昨年9月中旬の短期的な上昇トレンドの1/3にも満たない状況です。また、4つの指数の発生状況を見ても、それほど株式市場が動いたとは判断ができない状況です。

今のようなタイミングは、日経平均株価を基準に売買をする個人投資家に代表されるように、手仕舞いのタイミングなどで「株価が思った方向と反対に動きやすい」ときでしょう。

このように、引き続き方向感が乏しい直近の株式市場ですが、週明けはどのような展開が予測されるのでしょうか。

 

週明けのポイント


上昇の前兆や天井の前兆が読み取れる指数「OVER指数」と、大幅下落や暴落の前兆を読み取れる指数「RISK指数」をふまえると、このようなポイントが読み取れました。

※OVER指数・RISK指数は上記グラフには表記されていませんのでご注意ください

【上昇の可能性は?】
上昇の可能性を示すOVER指数の直近の動向を見る限り、現状は上昇トレンドとは判断できない。株価がどちらの方向感を示しているのか、とても判別が難しい状況。(いち早く、トレンドの変化を見るには、日々のOVER指数の監視が必要)

【下落の可能性は?】
RISK指数 の直近の動向を見る限り、ここから下落方向に動くと見えつつも、なかなか下がりきらない状況が続いている。ただし、暴落や大幅下落への警戒は緩められる状況ではないので、通常よりはリスクを想定した上で投資判断が必要であろう。(いち早く、その予兆を把握するには、OVER指数と同様に、日々にRISK指数の監視が必要)

 

※1.こちらの分析結果はあくまでも日本株市場全体の傾向をもとにした内容です。個別株の動向と必ずしも一致するわけではありません。あくまでも市場全体の動向として、ご参考くださいませ。

※2.本記事は2022/1/6時点の株式市場の状況をもとに執筆しました。データや分析内容については、誤差が生じる場合がございます。予めご了承くださいませ。

 

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この記事を書いている人

高橋 佑輔(たかはし ゆうすけ) 高橋 佑輔(たかはし ゆうすけ)
トレード歴12年以上の現役ベテラントレーダー。2008年より開始し、過去12年間で11年利益を上げる。相場の値動きの「法則」を発見し、その法則を戦略化したシステムトレードで自己資金を運用中。12年間でたった一度負けがあっただけで、11年間安定的な成績を上げ、堅実に利益を積み上げる。高橋佑輔執筆【eBook(電子書籍)『日本株再入門』】の無料配布はこちらをクリック

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