楽天<4755>直近は上昇するも、方向感が乏しいまま長期のボックス圏を推移中…決算発表で株価どうなる?
2/12に本決算発表を迎える楽天<4755>。コロナ・ショックでは、さらに値を下げたものの、すぐに下落以前を回復しました。
しかし、その後は横這いで推移し、一時は1,200円に到達するものの再度下落し、方向感が乏しい状況です。
そのような中、本決算発表を迎える同社ですが、この発表で株価がどのように推移する可能性があるのでしょうか?
楽天<4755>の本決算前後の株価動向は?
同社は、直近25日移動平均線が75日移動平均線を下抜けしたものの、株価は両線の上に位置しています。しばらくは移動平均線が交錯する期間が続く可能性もあり、方向性が不透明な状況です。
では、決算を挟んだ1ヶ月間(1月下旬~2月下旬)で、同社の株価は、例年どのような傾向が見られるのでしょうか?そのデータ分析の結果がこちらです。
※上記グラフは「シナジスタ」の独自システムによるデータ分析による結果です
2001年から2020年の株価の推移を見ると、上昇傾向が10回、下落傾向が10回見られます。この数字を見る限り、この時期はどちらの方向にも動く可能性があることが確認できます。
変動幅を見ると、10%以上の変動が上下合わせて10回見られます。過去20回のうち半分が該当するので、同社の株価は上下に大きく変動する可能性が高いと考えられるでしょう。
では、同社の株価は、決算発表前後でどれくらいの範囲で株価が推移することが予測されるのでしょうか?
楽天<4755>の目標株価は?
データ分析によると、ここから株価が以下のような範囲で推移することが予測されます。
【目標株価】
上値目安:1,172円
下値目安:943円
※1/29終値1,029円を基準に計算
これまでの株価を分析した結果を見る限り、上昇幅は約13.8%、下落幅は約8.3%と考えられます。よって、上値は「1,172円」、下値は「943円」が目標株価と考えられるでしょう。
もし、上値の目安に到達した場合は、直近の高値を超えるものの、それほど大きくはないので、伸び悩む可能性が高いでしょう。
反対に、下値の目安に到達した場合は、現在の25日・75日移動平均線を大きく下抜けします。こうなると、直近の下値を更新します。それを考慮すると、再び1,000円手前でもみあいが続き、軟調に推移すると考えられるでしょう。
このように同社は、まだ継続して方向感が乏しい展開が続くでしょう。特に、過去の推移を見る限り、株価の変動が大きいので、下落時のリスクが心配なところです。
それをふまえると、ここは無理に売買することなく、様子見をするのも選択肢の一つではないでしょうか。ぜひ、このような情報をもとに、あなたの投資スタンスを決めてみてはいかがでしょうか。
※本記事は2021/2/11時点の株式市場の状況をもとに執筆しました。年初来高値などの更新日や移動平均などの記載については、誤差が生じる場合がございます。予めご了承くださいませ。
このような分析をすることで、個人投資家が難しいと感じる「売り(損切り・利益確定)のタイミング」や「買いのタイミング」を具体的に知ることができます。もし、あなたも実際に有効な「売買のタイミング」を習得したいなら、こちらのeBook(電子書籍)『日本株再入門』を今すぐお読みください。
実際に有効な「売買のタイミング」を学びませんか?【無料】でeBook(電子書籍)を受取るにはこちらをクリック
【無料】でeBook(電子書籍)『日本株再入門』を受け取るには、今すぐこちらをクリックしてください。
この記事を書いている人
高橋 佑輔(たかはし ゆうすけ)
トレード歴12年以上の現役ベテラントレーダー。2008年より開始し、過去12年間で11年利益を上げる。相場の値動きの「法則」を発見し、その法則を戦略化したシステムトレードで自己資金を運用中。12年間でたった一度負けがあっただけで、11年間安定的な成績を上げ、堅実に利益を積み上げる。高橋佑輔執筆【eBook(電子書籍)『日本株再入門』】の無料配布はこちらをクリック。
【高橋佑輔の関連記事】