HIS<9603>6/24第2四半期決算発表。コロナ・ショックから下落前水準回復が見えないまま株価低迷中…制限解除と決算発表で株価どうなる?
6/24に第2四半期決算発表を迎えるエイチ・アイ・エス<9603>。コロナ・ショック直前までは、2,000円台後半から3,000円台を推移する展開でしたが、その後1,000円台前半まで下落。
旅行業の回復の見通しがつかないまま2か月ほど低位での推移でしたが、制限の緩和とともに徐々に回復。現在は2,000円を前後しての値動きとなっています。
そのような中、間もなく、第2四半期決算発表を迎える同社ですが、この発表で株価がどのように推移する可能性があるのでしょうか?
エイチ・アイ・エス<9603>の決算前後の株価動向は?
昨年2019年は4,000円台から始まったエイチ・アイ・エスですが、夏を迎えるまでに、大きく2,000円台後半まで値を下げました。その後年末にかけて上昇トレンドに転換しましたが、年初より再度下落トレンドに突入。
コロナ・ショックの影響もあり、大幅に値を下げました。回復の見込みがない状態が続いていましたが、ようやく移動制限が解除され、今後の展開に動きが見込めるようになりました。
では、決算を挟んだ1ヶ月間で、同社の株価は、例年どのような傾向が見られるのでしょうか?そのデータ分析の結果がこちらです。
※上記グラフは「シナジスタ」の独自システムによるデータ分析による結果です
2000年から2019年の株価の推移を見ると、上昇傾向が8回、下落傾向が12回見られます。この数字を見る限り、下落傾向があると考えられるでしょう。ただし、ここで特徴的なのは、上下ともにほぼ半分10%以上の値動きがあることでしょう。
このデータ分析を見る限り、旅行業は景気に左右された顕著な動きが生じていた可能性があります。それを考慮すると、上下のどちらの方向になるかは、株価とは別の指標でないと判断が難しいかもしれません。
では、同社の株価は、決算発表前後でどれくらいの範囲で株価が推移することが予測されるのでしょうか?
エイチ・アイ・エス<9603>の目標株価は?
データ分析によると、ここから株価が以下のような範囲で推移することが予測されます。
【目標株価】
上値目安:2,121円
下値目安:1,780円
※2020年6/12終値1,907円を基準に計算
これまでの株価を分析結果を見る限り、上昇幅は約11.2%、下落幅は約6.6%と考えられます。よって、上値は「2,121円」、下値が「1,780円」が目標株価と考えられるでしょう。
よって、この決算発表によって値動きが上下のいずれかの方向に大きく動く可能性はありますが、下落前水準の3,000円台前後に回復するには、まだ時間を要すると考えられるでしょう。
制限の緩和により期待もあるかもしれませんが、ここは冷静にこのようなデータを考慮して、あなたの投資スタンスを決めてみてはいかがでしょうか?
このような分析をすることで、個人投資家が難しいと感じる「売り(損切り・利益確定)のタイミング」や「買いのタイミング」を具体的に知ることができます。もし、あなたも実際に有効な「売買のタイミング」を習得したいなら、こちらのeBook(電子書籍)『日本株再入門』を今すぐお読みください。
実際に有効な「売買のタイミング」を学びませんか?【無料】でeBook(電子書籍)を受取るにはこちらをクリック
【無料】でeBook(電子書籍)『日本株再入門』を受け取るには、今すぐこちらをクリックしてください。
この記事を書いている人
高橋 佑輔(たかはし ゆうすけ)
トレード歴12年以上の現役ベテラントレーダー。2008年より開始し、過去12年間で11年利益を上げる。相場の値動きの「法則」を発見し、その法則を戦略化したシステムトレードで自己資金を運用中。12年間でたった一度負けがあっただけで、11年間安定的な成績を上げ、堅実に利益を積み上げる。高橋佑輔執筆【eBook(電子書籍)『日本株再入門』】の無料配布はこちらをクリック。
【高橋佑輔の関連記事】