ロイヤルホールディングス<8179>株主優待6月末権利確定。25日移動平均線が75日線を上抜けし株価上昇傾向に…権利確定日に向け株価さらに上がる?
5/14に第1四半期決算発表を通過したロイヤルホールディングス<8179>。決算発表翌日こそ窓を開けて寄り安で始まりましたが、すぐに陽線をつけ上昇しています。直近、25日移動平均線が75日線を上抜けしたことで、上昇が安定してきました。
そのような同社ですが、これから「株主優待」の権利確定の6月末を迎えます。株主優待で人気の銘柄は、これを狙った買いが入ることで、株価に動きが見られます。果たして、同社はこの株主優待の権利確定前後で、株価はどのように推移するのでしょうか?
ロイヤルホールディングス<8179>の優待権利確定前後の株価動向は?
ロイヤルホールディングス<8179>は、5/14の第1四半期決算翌日から一時的に下落しました。しかし、その後上昇し、現在は2,000円前後を推移しています。また、6月に入り75日移動平均線を25日移動平均線が上抜けし、短期的な上昇トレンドに入った可能性があります。
では、権利日前後10日間(6月下旬~7月初旬)で、同社の株価は、例年どのような傾向が見られるのでしょうか?そのデータ分析の結果がこちらです。
※上記グラフは「シナジスタ」の独自システムによるデータ分析による結果です
2000年から2019年の株価の推移を見ると、上昇傾向は4回、下落傾は16回見られます。この数字を見る限り、権利確定後は、顕著に下落傾向が強いことが分かるでしょう。ただし、その下落幅は、2003年を除き5%未満にとどまっています。反対に、上昇時は1%未満です。
これらの情報を読み取る限り、大きく上昇する可能性は低いと考えられるでしょう。下落の場合も、ほぼ5%未満にとどまっているので、大きな下落がある可能性も低いと考えられるでしょう。よって、それほど大きく株価が変動しないことが読み取れます。
では、同社の株価は、権利日前後10日間でどれくらいの範囲で株価が推移することが予測されるのでしょうか?
ロイヤルホールディングス<8179>の権利確定後の株価は?
データ分析によると、ここから株価が以下のような範囲で推移することが予測されます。
【予想変動幅(率)】-2.4%~0.5%
これまでの株価を分析結果を見る限り、上昇幅は約0.5%、下落幅は約2.4%と考えられます。よって、現在の株価(6/8終値2,050円)で計算した場合、権利確定前後には、「1,999円~2,061円」の範囲で変動する可能性があります。
つまり、この結果から、これから優待狙いの買いが入る可能性もありますが、それによって、大きな株価変動がないとも考えられるでしょう。
このように、株主優待銘柄もデータ分析することで、買いどきや売りどきを戦略的に考えることができます。ぜひ、このような株価動向を掴んで、あなたの投資スタンスを判断してはいかがでしょうか。
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この記事を書いている人
高橋 佑輔(たかはし ゆうすけ)
トレード歴12年以上の現役ベテラントレーダー。2008年より開始し、過去12年間で11年利益を上げる。相場の値動きの「法則」を発見し、その法則を戦略化したシステムトレードで自己資金を運用中。12年間でたった一度負けがあっただけで、11年間安定的な成績を上げ、堅実に利益を積み上げる。高橋佑輔執筆【eBook(電子書籍)『日本株再入門』】の無料配布はこちらをクリック。
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