神戸物産<3038>6/11第2四半期決算発表。コロナ・ショックもすぐにリバウンドし直近6,000円台の高値圏に突入…決算発表で株価さらに上がる?
6/11に第2四半期決算を迎える神戸物産<3038>。2019年から徐々に上昇を開始し、2019年中に約2,000円からおよそ4,000円まで値を上げました。コロナ・ショックでは、いったん調整したもののすぐに大きくリバウンドし、直近は6,000円台の高値圏にいます。間もなく、第2四半期決算発表を迎える同社ですが、この発表で株価がどのように推移する可能性があるのでしょうか?
神戸物産<3038>の第2四半期決算前後の株価動向は?
神戸物産<3038>は、2019年以前は大きな値動きはなく1000円台を横這いに推移する展開でした。その後、2019年から徐々に上昇を開始し始め、現在の6,000円台まで上昇しています。急騰急落のような大きな値動きはなく一歩一歩堅調に上昇してきた同社ですが、間もなく第2四半期決算発表を迎えます。
では、決算を挟んだ1ヶ月間(5月中旬~6月中旬)で、同社の株価は、例年どのような傾向が見られるのでしょうか?そのデータ分析の結果がこちらです。
※上記グラフは「シナジスタ」の独自システムによるデータ分析による結果です
2007年から2019年の株価の推移を見ると、上昇傾向が6回、下落傾向が6回、変わらずが1回見られます。この数字を見る限り、上昇傾向と下落傾向の確率は均衡しています。ただし、上昇幅と下落幅で比べると、上昇幅のほうがやや大きいことが確認できます。
このデータ分析を見る限り、決算発表によって、株価が大きく変化することは少ないでしょう。むしろ、上昇しているときは、そのまま上昇し、下向きの時はそのまま下向きと、決算発表前後の傾向がそのまま継続することが考えられるでしょう。
では、同社の株価は、決算発表前後でどれくらいの範囲で株価が推移することが予測されるのでしょうか?
神戸物産<3038>の目標株価は?
データ分析によると、ここから株価が以下のような範囲で推移することが予測されます。(5年分のデータなのであくまでも目安としてご参考ください)
【目標株価】
上値目安:5,635円
下値目安:5,011円
※2020年5/21終値5,210円を基準に計算
これまでの株価を分析結果を見る限り、上昇幅は約8.1%、下落幅は約3.8%と考えられます。よって、上値は「5,635円」、下値が「5,011円」が目標株価と考えられるでしょう。
なお、直近で、この上値の目安を超え、すでに6,000円台をつけています。このデータ分析の結果をふまえると、例年の動きに大きく反しています。つまり、それは好材料などの発生により、一時的な過熱感が高まっていると考えられます。反対に、下値の目安に到達すると、現在の25日移動平均線を下抜けすることになります。その場合は、トレンドが転換する可能性があるでしょう。
これらの情報をふまえると、現時点の同社は、例年と違った動きをしています。それをふまえると、このまま高値圏を抜ける可能性もあります。ただし、これは一時的な過熱感の可能性があるので、例年の株価の動きに調整が入り、トレンドが転換する可能性も否めません。
よって、同社は直近の動きに惑わされることなく、上昇一辺倒のスタンスではなく、調整が入ることも想定したスタンスを取るのが良いのではないでしょうか。
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この記事を書いている人
高橋 佑輔(たかはし ゆうすけ)
トレード歴12年以上の現役ベテラントレーダー。2008年より開始し、過去12年間で11年利益を上げる。相場の値動きの「法則」を発見し、その法則を戦略化したシステムトレードで自己資金を運用中。12年間でたった一度負けがあっただけで、11年間安定的な成績を上げ、堅実に利益を積み上げる。高橋佑輔執筆【eBook(電子書籍)『日本株再入門』】の無料配布はこちらをクリック。
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