リクルートHD<6098>5/27の本決算発表。上場来高値更新も4月に年初来安値更新し、ようやく回復の兆し…決算発表で株価どうなる?
5/27に本決算発表を迎えるリクルートホールディングス<6098>。コロナ・ショック以前の2/18には、上場来高値となる「4,615円」をつけましたが、3/19には2,442.5円の安値をつけ、反発したかに思えました。
しかし、4/6に年初来安値「2,440.5円」を再度更新しました。半値近い下落となりましたが、直近は上昇し3,500円前後まで回復しています。25日移動平均線も上向いてきています。間もなく、本決算発表を迎える同社ですが、この発表で株価がどのように推移する可能性があるのでしょうか?
リクルートホールディングス<6098>の本決算前後の株価動向は?
このリクルートホールディングスは、75日移動平均線はまだ下降していますが、その下に位置する25日移動平均線は上向いてきています。直近は同社株価が、75日線を上抜けする局面もあり、昨年好調であったことを思うと、今後の上昇に期待したいところです。
では、本決算を挟んだ1ヶ月間(5月上旬~6月上旬)で、同社の株価は、例年どのような傾向が見られるのでしょうか?そのデータ分析の結果がこちらです。
※上記グラフは「シナジスタ」の独自システムによるデータ分析による結果です
2015年から2019年の株価の推移を見ると、上昇傾向が4回、下落傾向が1回見られます。この数字を見る限り、上昇傾向が強いことが分るでしょう。中でも特徴的なのは、4回の上昇のうち2回は10%以上の大きな変動幅が見られることでしょう。
データが5回分なので一概に言えませんが、これは決算発表の内容次第で変動する可能性があるのかもしれません。では、同社の株価は、決算発表前後でどれくらいの範囲で株価が推移することが予測されるのでしょうか?
リクルートホールディングス<6098>の目標株価は?
データ分析によると、ここから株価が以下のような範囲で推移することが予測されます。(5年分のデータの分析結果です。あくまでも目安としてご参考ください。)
【目標株価】
上値目安:3,429円
下値目安:3,048円
※2020年5/8終値3,149円を基準に計算
これまでの株価を分析結果を見る限り、上昇幅は約8.8%、下落幅は約3.2%と考えられます。よって、上値は「3,429円」、下値が「3,048円」が目標株価と考えられるでしょう。なお、直近ですでに上値を超える場面が見られています。これを考慮すると、短期的な上昇傾向に入り、この上値の目安を超えて推移することも考えられるでしょう。
反対に、もし下値に到達した場合は、25日移動平均線を下抜けします。そうなった場合は、全く反対に短期的な下落傾向に突入するかもしれません。同社は、この半年間に大きく株価が変動しています。そして、その変動と小さな動きを繰り返しながら、徐々に上昇している印象です。
あくまでも過去5回のデータですので、参考程度ではありますが、同社がここから上昇するか、それとも下落するかは決算発表の内容に左右される可能性が高いでしょう。そういった意味では、決算発表で様子見をしてから投資判断のも、一つの選択肢かもしれません。
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この記事を書いている人
高橋 佑輔(たかはし ゆうすけ)
トレード歴12年以上の現役ベテラントレーダー。2008年より開始し、過去12年間で11年利益を上げる。相場の値動きの「法則」を発見し、その法則を戦略化したシステムトレードで自己資金を運用中。12年間でたった一度負けがあっただけで、11年間安定的な成績を上げ、堅実に利益を積み上げる。高橋佑輔執筆【eBook(電子書籍)『日本株再入門』】の無料配布はこちらをクリック。
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