日産自動車<7201>5/28の本決算発表。超長期的に下落トレンド中にコロナ・ショックで更に下落…決算発表で株価どうなる?
5/28に本決算発表を迎える日産自動車<7201>。横這いに推移し、下げとどまる期間がありながらも、超長期的に下落トレンドを形成しています。コロナ・ショックの影響を受け、その下降は加速し、安値圏で方向性に乏しい展開が続いています。
2020年1月より半値ほど下げた水準にあり、明るい材料が出るまではこのまま横這いでの動きが続く可能性があります。間もなく、本決算発表を迎える同社ですが、この発表で株価がどのように推移する可能性があるのでしょうか?
日産自動車<7201>の本決算前後の株価動向は?
日産自動車<7201>は、長期的な下落トレンドを形成しています。一時は1,000円台であった株価も、現在は400円前後まで下がり、コロナ・ショック後の立ち直りにいまだ出口が見えない状況です。
同社は、本決算発表を迎えますが、、本決算を挟んだ1ヶ月間(5月上旬~6月上旬)で、同社の株価は、例年どのような傾向が見られるのでしょうか?そのデータ分析の結果がこちらです。
※上記グラフは「シナジスタ」の独自システムによるデータ分析による結果です
2000年から2019年の株価の推移を見ると、上昇傾向が9回、下落傾向が11回見られます。この数字を見る限り、上昇する確率と、下落する確率はやや均衡していると考えられるでしょう。ただし、上昇する場合は、5%を超えることが6回あります。これをふまえると、上昇時は、比較的安定した伸びがあると考えられるでしょう。
反対に、下落の場合はも、5%を超えるものが6回あります。また、直近2019年は15%以上下落しています。よって、このデータ分析を見る限り、決算発表では好決算、悪決算のどちらでも5%ほど価格が変動する可能性があります。
また、直近の状況を考慮すると、下落に転じた際は、もう一段下げる可能性もあるでしょう。では、同社の株価は、決算発表前後でどれくらいの範囲で株価が推移することが予測されるのでしょうか?
日産自動車<7201>の目標株価は?
データ分析によると、ここから株価が以下のような範囲で推移することが予測されます。
【目標株価】
上値目安:410.7円
下値目安:356.6円
※2020年5/11終値380円を基準に計算
これまでの株価を分析結果を見る限り、上昇幅は約8%、下落幅は約6.1%と考えられます。よって、上値は「410.7円」、下値が「356.6円」が目標株価と考えられるでしょう。なお、上値の「410.7円」は、現在上に位置する75日移動平均線付近です。これを考慮すると、ここを上抜けするかが一つポイントかもしれません。
反対に、下値まで到達すると、これは25日線を下抜けすることとなります。もし、下抜けした場合は、もう一段の下落が起きると考えられるでしょう。
このように同社は、上昇しても下落しても短期的に見て、状況が転換する可能性があります。しかも、同社は決算発表前後に、上下ともに5%以上の安定して変動しています。以上をふまえると、安値圏だからといって買い時とは判断せず、下落のリスクもあることを想定し、慎重な投資スタンスで投資判断したほうが良いかもしれません。
このような分析をすることで、個人投資家が難しいと感じる「売り(損切り・利益確定)のタイミング」や「買いのタイミング」を具体的に知ることができます。もし、あなたも実際に有効な「売買のタイミング」を習得したいなら、こちらのeBook(電子書籍)『日本株再入門』を今すぐお読みください。
実際に有効な「売買のタイミング」を学びませんか?【無料】でeBook(電子書籍)を受取るにはこちらをクリック
【無料】でeBook(電子書籍)『日本株再入門』を受け取るには、今すぐこちらをクリックしてください。
この記事を書いている人
高橋 佑輔(たかはし ゆうすけ)
トレード歴12年以上の現役ベテラントレーダー。2008年より開始し、過去12年間で11年利益を上げる。相場の値動きの「法則」を発見し、その法則を戦略化したシステムトレードで自己資金を運用中。12年間でたった一度負けがあっただけで、11年間安定的な成績を上げ、堅実に利益を積み上げる。高橋佑輔執筆【eBook(電子書籍)『日本株再入門』】の無料配布はこちらをクリック。
【高橋佑輔の関連記事】