すかいらーくHD<3197>5/20第1四半期決算発表。コロナ・ショックで急落で下落前水準に戻らず…決算発表で株価どこまで上がる?
5/20に第1四半期決算発表を迎えるすかいらーくホールディングス<3197>。昨年末から1月まで2,000円台の高値をつけていましたが、コロナ・ショックにより下落。3/13に一時「1,420円」まで下げ、すぐに反発したのも束の間、4/6には「1,350円」まで再度下げ年初来安値を更新しました。直近は1,600円から1,800円の間を推移しています。
昨年末の株価からすると割安感があるようにも見える状況です。しかしながら、現在の株価は前年の同時期を同水準でもあります。間もなく、第1四半期決算発表を迎えるすかいらーくホールディングス<3197>ですが、この発表で株価がどのように推移する可能性があるのでしょうか?
すかいらーくホールディングス<3197>の本決算前後の株価動向は?
すかいらーくホールディングス<3197>は、昨年の同時期には1,700円から1,800円台を推移していました。その後、第1四半期決算発表後には2,000円台まで上昇しました。そこから一時的に1900台に下落したものの、昨年11月に2,000円を上抜けしていきました。
そして、今、再び前年の同時期を同水準まで下落しています。第1四半期決算発表は、この一年を占う上でも注目が高まる発表です。では、第1四半期決算を挟んだ1ヶ月間(4月下旬~5月下旬)で、同社の株価は、例年どのような傾向が見られるのでしょうか?そのデータ分析の結果がこちらです。
※上記グラフは「シナジスタ」の独自システムによるデータ分析による結果です
2015年から2016年の傾向を見ると、上昇傾向が3回、下落傾向が2回あります。この数字を見る限り、上昇する確率と下落する確率は、ほぼ半分と考えられるでしょう。ただし、特徴的なのが、2015年、2016年は下落傾向があり、2017年以降は上昇傾向が見られることです。
これは、同社の株主優待が理由だと考えられます。近年、その内容に注目が集まっており、株主優待の権利確定日である6月末や、12月末に向けて株価が上がりやい傾向が見られます。この影響で、直近の3年間は上昇傾向にある可能性があるでしょう。
では、同社の株価は、決算発表前後でどれくらいの範囲で株価が推移することが予測されるのでしょうか?
すかいらーくホールディングス<3197>の目標株価は?
データ分析によると、ここから株価が以下のような範囲で推移することが予測されます。
【目標株価】
上値目安:1,635円
下値目安:1,487円
※2020年4/27終値1,569円を基準に計算
これまでの株価を分析結果を見る限り、上昇幅は約4.2%、下落幅は約5.2%と考えられます。よって、上値は「1,635円」、下値が「1,487円」が目標株価と考えられるでしょう。ただし、同社は直近で1,800円を上抜けしている場面もあるので、上振れも考慮したほうが良いかもしれません。
今回のデータ分析はデータ量が少ないので、あくまでも参考の分析結果です。しかしながら、これは決して役に立たないという意味ではなく、「まだ、この結果が傾向か分からない」ということが、しっかりと分かりました。つまり、これにより「まだ傾向が分からないなら、ムリに売買しない」という選択も取れるのではないでしょうか。
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この記事を書いている人
高橋 佑輔(たかはし ゆうすけ)
トレード歴12年以上の現役ベテラントレーダー。2008年より開始し、過去12年間で11年利益を上げる。相場の値動きの「法則」を発見し、その法則を戦略化したシステムトレードで自己資金を運用中。12年間でたった一度負けがあっただけで、11年間安定的な成績を上げ、堅実に利益を積み上げる。高橋佑輔執筆【eBook(電子書籍)『日本株再入門』】の無料配布はこちらをクリック。
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