明治HD<2269>5/22の本決算発表。コロナ・ショックで下落も回復。7,500円前後のもみ合いを抜け、決算発表で上昇する?
5/22に本決算発表を迎える明治ホールディングス<2269>。同社は、コロナ・ショックの影響を受け、3月に「6,170円」まで急落しました。しかし、現在は回復し再度7,000円台に位置しています。
ただし、この回復は、一見順調にも見えるものの、昨年19年の4月には「9,200円」の高値をつけ、現状はそこから一段ほど下げた位置での推移中です。間もなく、本決算発表を迎える同社ですが、この発表で株価がどのように推移する可能性があるのでしょうか?
明治ホールディングス<2269>の本決算前後の株価動向は?
明治ホールディングス<2269>は、2019年6月以降8,000円を越える局面もありました。しかし、大まかには、ほぼ7,000円台をボックス圏内で動いています。また2019年5月以前は一段高い8,000円台後半から9,000円台前半までを推移していたことを考慮すると、長期的には下落傾向があるとも考えられます。
そのような同社ですが、本決算を挟んだ1ヶ月間(4月下旬~5月下旬)で、同社の株価は、例年どのような傾向が見られるのでしょうか?そのデータ分析の結果がこちらです。
※上記グラフは「シナジスタ」の独自システムによるデータ分析による結果です
2009年から2019年の株価の推移を見ると、上昇傾向が4回、下落傾向が6回見られます。この数字を見る限り、やや下落傾向があると考えられるでしょう。ただし、全体を見ると、大きな変動は2016年の10%強のプラス、2019年の15%弱のマイナスに限定されています。
よって、このデータ分析をみる限り、決算発表によって、株価が大きく上昇する可能性は少ないと考えられるでしょう。また、反対に、下落する場合には5~10%の大きな下落の可能性があることには注意が必要でしょう。では、同社の株価は、決算発表前後でどれくらいの範囲で株価が推移することが予測されるのでしょうか?
明治ホールディングスの目標株価は?
データ分析によると、ここから株価が以下のような範囲で推移することが予測されます。
【目標株価】
上値目安:7,960円
下値目安:7,220円
※2020年4/28終値7,630円を基準に計算
これまでの株価を分析結果を見る限り、上昇幅は約4.2%、下落幅は約5.2%と考えられます。よって、上値は「7,960円」、下値が「7,220円」が目標株価と考えられるでしょう。もし、上値に到達した場合は、1/28の年初来高値「7,950円」と同水準になります。
反対に、下落へ動いた場合は、75日移動平均線を下抜けし、その後も下降を続ける可能性があります。もちろん、この75日移動平均線を下値抵抗線として再度反発する可能性もあります。ですが、このようなリスクがあることも想定すると良いでしょう。
このように同社は、上値の場合も、下値の場合も、トレンド転換の目安になる可能性があります。よって、決算発表前後で下落傾向はあるものの、どちらの場合も想定し、あなたの投資スタンスを決めると良いのではないでしょうか。
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この記事を書いている人
高橋 佑輔(たかはし ゆうすけ)
トレード歴12年以上の現役ベテラントレーダー。2008年より開始し、過去12年間で11年利益を上げる。相場の値動きの「法則」を発見し、その法則を戦略化したシステムトレードで自己資金を運用中。12年間でたった一度負けがあっただけで、11年間安定的な成績を上げ、堅実に利益を積み上げる。高橋佑輔執筆【eBook(電子書籍)『日本株再入門』】の無料配布はこちらをクリック。
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