楽天<4755>5/13第1四半期発表。コロナ・ショック急落もすでに回復。節目の1000円を上抜けする可能性は?
5/13に第1四半期決算発表を迎える楽天<4755>。コロナ・ショックにより一時「636円」まで下げたものの現在は急落前の水準まで回復しています。直近は、節目となる1,000円の手前で推移しています。
今後1,000円を上抜けするのかが、今後の株価動向のポイントでしょう。果たして、この楽天<4755>は、第1四半期決算発表で、株価がどのように推移する可能性があるのでしょうか?
楽天<4755>の第1四半期決算前後の株価動向は?
楽天<4755>は、昨年初夏6月に「1,313円」の高値をつけたものの、その後は下降し、1,000円前後を推移していました。ここ数ヶ月に至っては、この1,000円が上値の抵抗線となっており、なかなか上昇に転じない状況です。
では、第1四半期決算発表を挟んだ1ヶ月間(4月下旬~5月下旬)で、同社の株価は、例年どのような傾向が見られるのでしょうか?そのデータ分析の結果がこちらです。
※上記グラフは「シナジスタ」の独自システムによるデータ分析による結果です
2001年から2019年の傾向を見ると、上昇傾向が7回、下落傾向が12回見られました。2017年は10%以上の上昇を見せましたが、直近数年間は、10%以上の下落傾向も見られます。よって、例年の傾向を見る限り、同社は第1四半期決算発表前後で、上昇傾向よりも下落傾向が強いことが分かるでしょう。ですので、今年も発表後は下落リスクに備えたほうが良いかもしれません。
このデータ分析を見る限り、第1四半期決算発表によって、株価が大きく上昇する可能性は少ないと考えられるでしょう。また、反対に、下落するリスクを念頭に入れておいた方が、いいのかもしれません。では、同社の株価は、具体的にどれくらいの範囲で推移することが予測されるのでしょうか?
楽天<4755>の目標株価は?
データ分析によると、ここから株価が以下のような範囲で推移することが予測されます。
【823円~980円】
※2020年4/24終値910円を基準に計算しています
これまでの株価の変動幅の分析結果を見る限り、上昇幅は約7%、下落幅は約9.5%と考えられます。よって、上値は「980円」、下値が「822円」が目標株価と考えられるでしょう。この分析結果を見る限り、 第1四半期決算発表がきっかけ、節目の1,000円に到達するのは難しいかもしれません。
特に、同社はこの決算発表前後は、株価が下落する可能性が高いので、どちらかといえば、下値の822円を念頭に投資スタンスを置くと良いかもしれません。また、もう少し大きく捉えると、決算発表前後での大きな株価変動がないまま、横ばいが続くとも考えられるでしょう。
このような分析結果を持ち合わせることで、今取るべき投資スタンスが、より厳密で精度の高いものになるではないでしょうか。ぜひ、あなたもこのようなデータ分析の方法を、私が書いたレポート「日本株5つの法則」を読んで手に入れてください。
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この記事を書いている人
高橋 佑輔(たかはし ゆうすけ)
トレード歴12年以上の現役ベテラントレーダー。2008年より開始し、過去12年間で11年利益を上げる。相場の値動きの「法則」を発見し、その法則を戦略化したシステムトレードで自己資金を運用中。12年間でたった一度負けがあっただけで、11年間安定的な成績を上げ、堅実に利益を積み上げる。高橋 佑輔が執筆の【無料レポート】の配布はこちらをクリック。
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