戦略ポートフォリオの10月のリターン
戦略ポートフォリオの10月のリターンは、TOPIXに対して11bps、TOPIX500に対しては51bps劣後した。
表1:リターン(%, 配当込み)

出所:Quick AstraManagerよりマネックス証券作成
前回のレポート10月31日付け「11月の戦略ポートフォリオ」で述べた通り、銘柄選択は悪くなかった。ポートフォリオの上昇率上位10銘柄を見ると、表2の通りで、ソフトバンクグループ(9984)を取り逃したことを除けば、この相場の主役であるアドバンテスト(6857)やIHI(7013)、フジクラ(5803)など押さえるべきところはしっかり組み入れているし、さらに直近で急伸したイビデン(4062)や竹内製作所(6432)、村田製作所(6981)、日本たばこ産業(2914)なども買っている。
表2:上昇率上位銘柄

出所:Quick AstraManagerよりマネックス証券作成
ただ、等金額投資であるため大型主導の相場ではどうしても分が悪くなる。仮に時価総額ウエイトであればグラフ2の通り、大幅にベンチマークをビートしていた。
11月からは時価ウエイトをベースとした独自ウエイトの運用に切替
グラフ1:10月のパフォーマンス推移(等金額ウエイト)

出所:Quick AstraManagerよりマネックス証券作成
グラフ2:10月のパフォーマンス推移(時価総額ウエイト)

出所:Quick AstraManagerよりマネックス証券作成
そんな「たられば」をいくら言っても仕方ないので、11月からは時価ウエイトをベースとした独自ウエイトの運用に切り替えることにした(前回のレポートで説明済)。ベンチマークもTOPIXに変更する。表1やグラフ3から明らかなようにTOPIXとTOPIX500 ではほとんど差がない。
グラフ3:運用開始以来のパフォーマンス推移

出所:Quick AstraManagerよりマネックス証券作成
11月の戦略ポートフォリオの銘柄と株数、ウエイトは表3の通り。簿価は10月31日の終値が入っている。このポートフォリオの簿価合計1,012,190,500円を基準として、11月以降のパフォーマンスを計測していくこととする。
表3:11月の戦略ポートフォリオ

出所:Quick AstraManagerよりマネックス証券作成

