戦略ポートフォリオ 8月のパフォーマンス・レビュー

2025/09/01

戦略ポートフォリオの8月のパフォーマンスはベンチマークに大幅に劣後した。ポートフォリオの月次リターンがベンチマークに約2.7%アンダーパフォームした。これほど大きくアンダーパフォームしたのは運用開始以来、初めてである。2ヶ月連続でベンチマークに劣後したため、運用開始1年間で最大17%強まで拡大した累積のアウトパフォーマンスは13%強まで縮小する結果となった。

表1. 戦略ポートフォリオとベンチマークのリターン

出所:QUICKデータより筆者作成
グラフ1. 戦略ポートフォリオとベンチマークの累積リターン(2024年6月の値を1として指数化)

出所:QUICKデータより筆者作成

日立製作所(6501)、良品計画(7453)、リクルート(6098)など長期保有のコア銘柄が大幅に下落したのが重石となったほか、ファクター効果を期待したMARUWA(5344)、寿スピリッツ(2222)、ヤオコー(8279)、THK(6481)なども不発に終わったのが響いた。

一方、8月に新規に組み入れた住友金属鉱山(5713)が、月間で20%の上昇を演じてポートフォリオ中のトップパフォーマーとなるなど、奏功した銘柄選択もあった。

『9月の戦略ポートフォリオ 銘柄リスト』は8月29日付けレポートで公開)

マネックス証券株式会社
広木隆「ストラテジーレポート」   マネックス証券株式会社
マネックス証券 チーフ・ストラテジストの広木隆が、個別銘柄まで踏込んだ実践的な株式投資戦略をご提供します。マーケットについてTwitterでもつぶやいています(@TakashiHiroki
・当社は、本レポートの内容につき、その正確性や完全性について意見を表明し、
 また保証するものではございません。
・記載した情報、予想および判断は有価証券の購入、売却、デリバティブ取引、その他の取引を推奨し、
 勧誘するものではございません。
・過去の実績や予想・意見は、将来の結果を保証するものではございません。
・提供する情報等は作成時現在のものであり、今後予告なしに変更又は削除されることがございます。
・当社は本レポートの内容に依拠してお客様が取った行動の結果に対し責任を負うものではございません。
・投資にかかる最終決定は、お客様ご自身の判断と責任でなさるようお願いいたします。
・本レポートの内容に関する一切の権利は当社にありますので、当社の事前の書面による了解なしに
 転用・複製・配布することはできません。
・内容に関するご質問・ご照会等にはお応え致しかねますので、あらかじめご容赦ください。

マネックス証券株式会社 金融商品取引業者 関東財務局長(金商)第165号
加入協会:日本証券業協会、一般社団法人 第二種金融商品取引業協会、一般社団法人 金融先物取引業協会、一般社団法人 日本暗号資産等取引業協会、一般社団法人 日本投資顧問業協会

このページのトップへ