戦略ポートフォリオの8月のパフォーマンスはベンチマークに大幅に劣後した。ポートフォリオの月次リターンがベンチマークに約2.7%アンダーパフォームした。これほど大きくアンダーパフォームしたのは運用開始以来、初めてである。2ヶ月連続でベンチマークに劣後したため、運用開始1年間で最大17%強まで拡大した累積のアウトパフォーマンスは13%強まで縮小する結果となった。
表1. 戦略ポートフォリオとベンチマークのリターン
出所:QUICKデータより筆者作成
グラフ1. 戦略ポートフォリオとベンチマークの累積リターン(2024年6月の値を1として指数化)
出所:QUICKデータより筆者作成
日立製作所(6501)、良品計画(7453)、リクルート(6098)など長期保有のコア銘柄が大幅に下落したのが重石となったほか、ファクター効果を期待したMARUWA(5344)、寿スピリッツ(2222)、ヤオコー(8279)、THK(6481)なども不発に終わったのが響いた。
一方、8月に新規に組み入れた住友金属鉱山(5713)が、月間で20%の上昇を演じてポートフォリオ中のトップパフォーマーとなるなど、奏功した銘柄選択もあった。
(『9月の戦略ポートフォリオ 銘柄リスト』は8月29日付けレポートで公開)