なぜトレードで負けるのかわからない人へ

こんにちは、石田です。

今日は「なぜトレードで負けるのかわからない人へ」というお話しです。

自分がなぜトレードで負けるのか？理由がわからずに悩んでいる方へ向けた内容です。

・トレードで成果を上げている
・自分が負けている理由は明らかで改善中

という方については読む必要はないと思います。

トレードで負ける理由はそんなに多くありません。

大きく分けるなら「３つ」です。

順番に解説していきましょう。

負ける理由１：資金管理（リスク管理）

トレードで儲かった！的な話を聞いたことをきっかけにトレードを始めた初心者の方に多い理由ですが、単純に「大きな資金を投じたほうがより儲かる」と考え、まだ勝てる術（すべ）を持っていないのに大きな資金でトレードして大きな金額で損をしている。

というパターンです。

勝てる術を持っていてトレードをすると「やればやるほど儲けが増えるのは当たり前のこと」ですが、、、勝てる術を持っていない状態でトレードをすると「やればやるほど損をするのは当たり前のこと」です。

正しい資金の使い方は「勝てる術が上達するのに合わせて投じる資金を増やす」となります。

現時点で「一定期間を通して自分はトレードで勝てるのか？負けるのか？」を「冷静に判断」して正しい資金管理を行ってください。

数年に一度「一方向へのトレンドが勢いをつけて長期間継続する」ことがありますが、その期間に勝てていてもあまり意味がありません。

それは本当の勝てる術ではないので、「その期間を除いた一定期間」で「継続して利益を上げることができている」ということが確認できて大きな資金を投じましょう。

負ける理由２：損切ができない

長期保有の投資（資産運用的な）でない限り「損切りは絶対！」です。

買ったとたんに下がり始めた・・・。

でも「もしかしたら自分が買ったところまで戻ってくれるかもしれない・・・。」

そんなことはありません。

仮に目先戻ったとしても「損切りしない癖がつけば、その後はまず間違いなく負け組になる」ので、とにかく損切りを徹底してください。

損切りできない理由として挙げられるものは「トレードルールを持っていない」「自分が使っているトレードルールを信じ切れていない」この二つです。

なので、まだトレードルールをマスターしていない最初のうちは「訳が分からなくても構わないから、とにかく損切りしまくる」ようにしてください。

まだその方が「投資資金全てを吹っ飛ばすような最悪の事態にはならない」と思われます。

あなたの資金が無くなるか、それとも無くなる前に「理にかなったトレードルールを完全マスターするか？」の勝負です。

この勝負に勝つまでの間の「延命措置が損切り」だと思って、頑張って損切りしましょう。

負ける理由３：トレードルールがブレる

何かしらトレードルールを持っていたとしても、そのトレードルールを「無意識的有能レベルで使いこなす」までには時間がかかります。

トレードルールは「儲け方の効率の良さ」は別として、理にかなったものであればルール通りに繰り返すことで損益の波の大小はあったとしてもプラスに傾くか、「最悪大損にはならない」はずです。

負けまくってしまうということはそのルールの使用時に「ルールがブレている可能性がある」のです。

特に裁量判断の多いルールほど「ブレブレになる」ことが多く、初心者ほど使用に注意が必要です。

裁量判断の多いルールは「複数のファクターを組み合わせて一つのルールとする」ものが大半です。

例えば時間軸は大きな足から順番に確認する。

（日足→時間足などのダブルタイムフレーム）テクニカル指標のAがこのような状態の時にBがこうなればエントリーする。

等々。

裁量判断の多いルールは「経験値から応用を利かせて利用するもの」なので、まだマスターしきれていないトレーダーは常に「ここで本当にエントリー（決済）していいのか？」という感情との戦いとなります。

その結果、「大きな足は上を向いているのに、小さな時間足が急速に下落している場面」などで、感情がコントロールできずに勢い余って売ってしまい、損失・・・。

みたいなことを繰り返してしまいます。

また、このような状況を脱するために「なぜ負けたのか？」を分析しようとしても、複数のファクターがあることで「負けた理由が特定できない状況」となってしまいます。

なので、現時点でまだ使いこなせていないという場合は「一旦、ファクターの少ないシンプルなルールに戻す」ようにしてください。

ファクターが少なければ少ないほど負けた理由を特定しやすくなり「次から何を気を付ければよいのか？」明確になります。

それを繰り返すことで自分の使いやすいルールが完成されていくのです。

頑張っているつもりだけど結果が伴わない・・・。

と頭を悩ませている場合は、今日の３つの理由の中に改善のヒントが隠されているかもしれません。

週末などマーケットが動いていない時間を利用して一度自分のトレード内容と「３つの負ける理由を照らし合わせてみる」と良いでしょう。

それではまた！