休暇に向けてトレードを休むために

こんにちは、石田です。

12月も後半へ折り返しましたね。

寒さも日に日に厳しくなっています。

これからはクリスマスにお正月とイベント続きなので体調を崩さぬ様十分に注意してくださいね。

さて、毎年お盆や年末が近くなると必ず「休暇に向けてトレードを休むにはどうしたらよいでしょうか?」という質問を何通かいただきます。

普段からタイムフレームが短期の裁量判断トレードを行っている方には???という質問内容かもしれませんね。

実はシステムトレードを行っている方や、裁量であっても粛々と同じパターンを繰り返し継続的にトレードしている方にとっては重要な問題なのです。

なぜならシステムトレードや同じパターンで継続的に裁量トレードを行っている方は「収益カーブに波があり、収益は日々浮き沈みしている」事を知っているからです。

つまり、簡単に言うと、「正月休みに向けてトレードを休むと、その間に収益の上昇するカーブが来て儲けそこなったらどう対処したら良いのかわからない」ということです。

そこで今日はシステムトレードや継続的に同じパターンで裁量トレードを行っている方にむけて、私なりの一つの回答を示しておきます。

この答えをどう受け止めるかはあなた次第ですが、トレードを今後も継続するという視点から考えれば正しい答えだと思いますので参考になるのではないでしょうか。

最初に申し上げておきますと、残念ながら「何事もなかったかのように損益に1円の差異も出さずに完全にトレード休むことはできません。」

これは継続的なスタンスでトレードしているトレーダーの宿命と割り切らなければならない部分です。

しかし、「意識的に自分の考えを変える」ことができればこのような時に休むこともできますし、「ちょっとした工夫で実損失を最小限に抑える」こともできます。

私たちが行っているのはトレードです。

トレードというものは「儲ける」ためにやっています。

一番重要なポイントですが「あなたがトレードを休んだ場合、その間に実損失は出ない」ということです。

つまり、自分の焦点のあてどころを強制的に変化させ、「休みを取った期間のトレード結果に対して自分自身を納得させる」ということができれば、何事もなかったかのようにストップして再開すればよいだけです。

しかし、その間の結果パターンが「ああ・・・。もしもやっていたらこれだけ利益が出ていたのに・・・。」と考えるから、休むことを躊躇するわけです。

ではどうすればメンタル的にも安定した形でトレードを休むことができるのか?ですが・・・。

まず、トレードを休む期間に「あなたのトレードスタイルで稼ぐ可能性がある儲け額を試算」します。*連続して勝ったと仮定して平均儲け額×休む日数

続けて「あなたのトレードスタイルで通常起こりうるドローダウン金額を確認&試算」します。*最大ドローダウンではなく、日々起こりうるドローダウン(通常ある浮き沈み)です。

そして、「この差額がいくらなのか?」に着目します。

①この差額が儲け額のほうが多い場合、その差額に対して「休むための経費として割り切れるかどうか?」を考えます。

割り切れる場合はそのまま下へ

割りきれない場合は残念ながらここでの回答はありません。

頑張ってトレードしてください(笑)

②差額がゼロに近ければそのまま下へ

③差額が日々起こりうるのドローダウンの方が多い場合もそのまま下へ

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実践!

・休みになったらトレードをストップ!

・休み明けの時点で休まずに継続していた場合の損益確認!(シミュレーション)

・損益が休み前と比較してマイナスであった場合、問題なくトレード再開!

・損益が休み前と比較してプラスの場合、シミュレーションで損益を追います。

・日々のドローダウンが発生した時点でトレード再開!
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休みの間に損益がドローしていれば儲けもの、そのままトレードを始めます。

残念ながらプラスであった場合は、ドローが発生するまでステイする。

つまり、「休みの間に稼ぎ損ねた利益をドローダウンで振り替える!」ということですね。

腹の決め所となる重要なポイントは「全額振り替えようと考えないこと」です。

②、③の場合であっても、トレードを再開するときに場合によっては、通常起こりうるドローダウンが起こらずにさらに収益が伸び、次の沈みを待つ可能性もあります。

目安を「通常起こりうるドローダウンの金額」と定めているためにこのようなことが起こるとその間は儲け損ねるわけですが、そこは「ゆっくり休むための必要経費」と考えるのが良いでしょう。

それに納得できないからと、休みを取って遊びに出かけているにもかかわらず中途半端に携帯電話から注文を出して間違いを犯す可能性を考えれば、私は上記の必要経費と大差はないと考えます。

どうでしょう?休みを考えていた方の背中は押せましたでしょうか?


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