今週の注目レポート (8月18日)

【F’sセレクション】
チーフ・アナリスト藤根靖晃が、直近1週間に発行された全レポートから独自の視点(ROE・財務レバレッジ・PBR水準等)で、注目銘柄をピックアップします。

●プロトコーポレーション(4298)【 2+→ 2+】
「1Qは2桁営業増益で発進、カーライフ全般をサポートする基盤づくりは順調」
18/3期1Q(4-6月)は「グーネット」取引社数拡大や物品販売好調などにより2桁営業増益で順調に発進した。中古車領域での付加価値の高い「グーネット」の取引社数の順調な拡大や新車領域での新車商談ツールの導入拠点数増加などによりカーライフをトータルでサポートすることで成長を図る基盤づくりが一部に遅れはあるものの確実に進んでいることが評価できる。
予想ROE:10.9% PBR:1.4倍、来期予想PER:10.9倍、来期予想EPS成長率:17%
株価(8/18終値):1792円 Fモデルによる理論株価:2501円(8月14日by高田悟)

 

●太平洋工業(7250)【 1→ 1】
「販売物量が着実に増加、営業過去最高益更新に向け1Qは順調に発進」
1Qは前年同期比8.9%増収、営業利益が同5.2%減の19.1億円となった。主要事業はプレス・樹脂製品が同10.7%増収、同20.2%減益となり、バルブ製品が同4.8%増収、同0.1%増益となった。仕事量は増加したが、立ち上げ費用が両事業で嵩んだ影響などから減益。計画遂行は良好、通期計画過達、過去最高益を見込む。
予想ROE:8.6% PBR:1.0倍、来期予想PER:10.5倍、来期予想EPS成長率:10%
株価(8/18終値):1370円 Fモデルによる理論株価:1718円(8月18日by高田悟)

 

 

TIWではコンセンサス・データ等を利用して、独自に日経平均の今期 予想ベース、来期予想ベースのROE、PBR、リスクプレミアム等を算出 しております。

こうして算出したマーケット参考値と個別企業の株価指標を比較し、 さらにアナリストの予想を加味して選択をしています。 ※文中のROE、PBR、PER等の数値は、特に断りが無い限りは、 レポート発行時に算出した値です。
※「アナリスト・インプレッション」に関する説明はこちらをご覧下さい。

株式会社ティー・アイ・ダヴリュ
独立系証券リサーチ会社TIWのアナリスト陣が、株式市場における時事・トピックスや業界動向など、取材に基づいたファンダメンタル調査・分析を提供するともに、幅広い視野で捉えた新鮮な情報をお届けします。