トヨタは決算発表後に大きく下げ幅を広げる場面も

2024/05/09

3月決算企業の本決算発表集計

4月下旬から3月決算企業の決算発表が始まっています。5月に入り1日と2日は大型連休の谷間で決算を発表する企業が一旦減りました。しかし、連休が明けたことで決算を発表する企業が再び増え一段と本格化しています。8日は取引時間中に三菱重工業(7011)やトヨタ(7203)、伊藤忠商事(8001)などが決算を発表したほか、引け後にもディー・エヌ・エー(2432)やLINEヤフー(4689)、オムロン(6645)、IHI(7013)、オリックス(8591)、ヤマトホールディングス(9064)などが決算を発表しています。

そのなかでも特にマーケットの注目が高かったのがトヨタの決算発表です。2024年3月期の営業利益は前期比96.4%増の5兆3529億円となり、日本企業として初めて5兆円を超えましたが、2025年3月期の営業利益が前期比19.7%減の4兆3000億円となる見通しを示したことから決算発表直後に株価が大きく下げ幅を広げる場面がありました。しかし、1兆円を上限とする自社株買いを発表したこともあって売り一巡後に下げ幅を縮めると、一時上昇に転じる場面もあるなど下げ渋って取引を終えています。

 
3月決算企業の本決算発表集計(5月8日発表分)はこちらからチェック

もう一つのヒント

5月10日の決算発表スケジュール

4月の下旬からスタートした3月決算企業の本決算発表が一段と本格化しています。10日も大和ハウス工業(1925)や明治ホールディングス(2269)、住友電気工業(5802)、ミネベアミツミ(6479)、マツダ(7261)、ホンダ(7267)、オリンパス(7733)、東京エレクトロン(8035)、三井不動産(8801)、三菱地所(8802)、NTT(9432)、KDDI(9433)、セコム(9735)など多くの企業が決算を発表する予定です。

 
決算発表スケジュール(5月10日)はこちらからチェック

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