東京海上<8766>今年から堅調に上昇し、直近に高値更新後も勢い途切れず高値圏を推移中…ここから株価どうなる?

2024/05/17

 

5/20に本決算発表を迎える東京海上ホールディングス<8766>。今年に入り堅調に株価を伸ばし、5/10には5,164円に到達し年初来高値を更新しました。

そして高値更新後は大きく下げることなく5,000円付近を維持し、ここから更に上昇を期待できるような動きをしています。その一方で、どこまで上昇するかもポイントになり、ここからの判断が難しいところにもきています。

そのような中、 決算発表を迎える同社ですが、ここからどれくらいの範囲で株価が推移することが予測されるのでしょうか?

 

東京海上ホールディングス<8766>の本決算前後の株価動向は?


同社の株価は、決算を挟んだ1ヶ月間(5月中旬~6月上旬)で、例年どのような傾向が見られるのでしょうか?そのデータ分析の結果がこちらです。

東京海上ホールディングス<8766>の本決算前後の株価動向|シナジスタ

※上記グラフは「シナジスタ」の独自システムによるデータ分析による結果です

2002年から2023年の株価の推移を見ると、上昇傾向が12回、下落傾向が10回見られます。この数字を見る限り、やや上昇傾向があると読み取れますが、上昇傾向と下落傾向がほぼ均衡しているとも読み取れるでしょう。

変動幅を見ると、10%以上の変動は上下合わせて8回見られます。ほぼ10%のものも含めると9回見られます。そのうち6回が上昇時であることをふまえると、上昇時は大きく上昇する傾向があるかもしれません。

対して、5%以内の変動は上下合わせて11回あります。その他は5~10%以内の変動であることをふまえると、同社は中程度に変動する確率は低く、小幅か大幅に動く可能性が高いでしょう。

これらを考慮すると同社の株価は、この時期に全体として厳し目に見ると上昇傾向と下落傾向は均衡し、変動幅は小幅になるか大幅になるかは、そのときになってみないと分からないでしょう。

やや捉えにくいようにも思いますが、小幅から動かないときは上下のどちらにも小幅に動く可能性が高いと考えられます。反対に大幅に動く場合は方向感が出やすいと考えられます。

そのときになってみないと分からない部分もありますが、このような点を参考にすると、比較的値動きを捉えやすくなるかもしれません。

では、同社の株価は、決算発表前後でどれくらいの範囲で株価が推移することが予測されるのでしょうか?

 

東京海上ホールディングス<8766>の目標株価は?


データ分析によると、ここから株価が以下のような範囲で推移することが予測されます。

【目標株価】
上値目安:5,487円
下値目安:4,770円

※5/10終値5,115円を基準に計算

これまでの株価を分析した結果を見る限り、上昇幅は約7.2%、下落幅は約6.7%と考えられます。よって、上値は「5,487円」、下値は「4,770円」が目標株価と考えられるでしょう。

上値の目安に到達した場合は、5/10につけた年初来高値を更新します。高値更新後は多少売りに押される場面も予測されますが、引き続き上昇トレンドが続くでしょう。

ただし、この水準までくると、どこまで上昇するのか天井を伺う動きになると考えられます。そうなると、値動きが緩やかになってくるでしょう。

なお、もし下落が続いた場合は、25日移動平均線を目安に反発するか、それとも下落するかを基準にまだ上昇が続くかを見ていくと良いでしょう。

反対に、下値の目安に到達した場合は、現在の25日移動平均線をやや下抜けした位置まで下落します。

これまでの上昇基調を考えると大きな下げにはならないと想定されますが、横這いでの推移が続くなどして、75日移動平均線までも下抜けした場合には、警戒が必要でしょう。

また、この下落を押し目のタイミングと見るか、トレンドの転換と見るか、慎重に見極める必要があると考えられます。

上昇した場合でもお伝えした通り、この25日移動平均線から反発するか、それとも下抜けするかで状況が変わってきます。

そのような分岐点にもなりますので、万が一下落し25日移動平均線を下抜けしたときは、状況を慎重に見ていきましょう。

このように同社は、上下のどちらに方向感が出るかそのときになってみないと分からないこともあり、ここからどちらにも進む可能性があるでしょう。

また、変動幅も直近はそれほど大きく動いていないので、このまま小幅にとどまる可能性もありますが、ここから動くことがあると上下に10%以上変動することも想定されます。

これまで順調に上昇しているだけに、このまま上昇を期待したいところですが、これらの傾向や高値圏を推移し、さらに上昇するか模索しているところもふまえると、楽観視しせず慎重に状況を見ていくのが良いでしょう。

ぜひ、このような情報をもとに、あなたの投資スタンスを決めてみてはいかがでしょうか。

※本記事は2024/5/15時点の株式市場の状況をもとに執筆しました。年初来高値などの更新日や移動平均などの記載については、誤差が生じる場合がございます。予めご了承くださいませ。

 

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この記事を書いている人

高橋 佑輔(たかはし ゆうすけ) ー高橋 佑輔(たかはし ゆうすけ)ー

トレード歴12年以上の現役トレーダー。2008年より開始し、過去12年間で11年利益を上げる。相場の値動きの「法則」を発見し、その法則を戦略化したシステムトレードで自己資金を運用中。単年で負ける年もあったものの12年間以上、安定的な成績を上げ、堅実に利益を積み上げる。

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