今週の注目レポート (10月21日)
【F’sセレクション】
チーフ・アナリスト藤根靖晃が、直近1週間に発行された全レポートから独自の視点(ROE・財務レバレッジ・PBR水準等)で、注目銘柄をピックアップします。
●バリュエンスホールディングス(9270)【 2+→2+】
「四半期過去最高の売上を達成」
22/8期は売上高633億円(前期比20.7%増)、営業利益18億円(同61.6%増)、経常利益17億円(同83.4%増) 、純利益9億円(同33.7%増) 、と大幅増収増益で着地。但し、売上高は計画に対しては若干未達となった。同社の業績サイクルはKPIから順調に回転していることを示している。仕入は高水準を維持し、オークション売上高は四半期最高の100億円を突破した(落札率も高水準を維持)。投資評価は「2+」を維持する。但し、出店進捗及び営業利益の進捗状況(23/8期のポイント!)により投資評価を「1」へあげる。特に営業利益が会社目標の40%増が見えてくればバリエーション修正が期待できる。
予想ROE:15.6% PBR:5.4倍、来期予想PER:22.1倍、来期予想EPS成長率:42%
株価(10/21終値):2,954円 Fモデルによる理論株価:1,631円(10月19日by山方秀之)
TIWではコンセンサス・データ等を利用して、独自に日経平均の今期 予想ベース、来期予想ベースのROE、PBR、リスクプレミアム等を算出 しております。
(詳しくは、以下のサイトをご覧下さい)〔http://column.ifis.co.jp/category/market/tiw〕
こうして算出したマーケット参考値と個別企業の株価指標を比較し、 さらにアナリストの予想を加味して選択をしています。
※文中のROE、PBR、PER等の数値は、特に断りが無い限りは、 レポート発行時に算出した値です。