凸版印刷<7911>8/27第1四半期決算発表。3月に年初来安値更新から徐々に回復も、方向感がないまま軟調に推移中…ここから株価どうなる?
8/27に第1四半期決算発表を迎える凸版印刷<7911>。2019年は、ボックス圏を抜け上昇基調にありました。しかし、その後3/23には年初来安値 1,370円まで下落しました。
その後上下を繰り返し徐々に回復はしていますが、直近は1,700円前後を推移し停滞中です。そのような中、第1四半期決算を迎える同社ですが、この発表で株価がどのように推移する可能性があるのでしょうか?
凸版印刷<7911>の第1四半期決算前後の株価動向は?
同社は、3月下旬の下落から徐々に回復しているものの、直近1,700円を前後し方向性の見えない展開が続いています。 では、決算を挟んだ1ヶ月間(8月中旬~9月中旬)で、同社の株価は、例年どのような傾向が見られるのでしょうか?そのデータ分析の結果がこちらです。
※上記グラフは「シナジスタ」の独自システムによるデータ分析による結果です
2000年から2019年の株価の推移を見ると、上昇傾向が5回、下落傾向が15回見られます。この数字を見る限り、顕著に下落傾向があると考えられるでしょう。
変動幅を見ると、大きな上昇がない反面、5%以上の下落が8回見られます。このデータも見る限り、下落リスクを念頭においたほうが良いかもしれません。特に、今は方向感がない中で株価が動いているので、注意が必要かもしれません。
では、同社の株価は、決算発表前後でどれくらいの範囲で株価が推移することが予測されるのでしょうか?
凸版印刷<7911>の目標株価は?
データ分析によると、ここから株価が以下のような範囲で推移することが予測されます。
【目標株価】
上値目安:1,749円
下値目安:1,608円
※8/21終値1,700円を基準に計算
これまでの株価を分析結果を見る限り、上昇幅は約2.9%、下落幅は約5.3%と考えられます。よって、上値は「1,749円」、下値は「1,608円」が目標株価と考えられるでしょう。
もし上値目安に到達した場合は、直近1ヶ月の高値を越えます(終値ベース)。しかしながら、これまでの決算前後の動向もふまえると、方向感が出てくるには、まだ時間を要するかもしれません。
また、下値目安に到達した場合は、25日移動平均線を下抜けします。そうなった場合、まだ軟調な推移が続く可能性があるでしょう。
いずれにしても、方向感が乏しく、難しい展開が予測されます。それを踏まえると、無理に売買することなく、様子見をするのも選択の一つではないでしょう。ぜひ、このような情報をもとに、あなたの投資スタンスを決めてはいかがでしょうか。
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この記事を書いている人
高橋 佑輔(たかはし ゆうすけ)
トレード歴12年以上の現役ベテラントレーダー。2008年より開始し、過去12年間で11年利益を上げる。相場の値動きの「法則」を発見し、その法則を戦略化したシステムトレードで自己資金を運用中。12年間でたった一度負けがあっただけで、11年間安定的な成績を上げ、堅実に利益を積み上げる。高橋佑輔執筆【eBook(電子書籍)『日本株再入門』】の無料配布はこちらをクリック。
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