江崎グリコ<2206>株主優待6月末権利確定。コロナ・ショック前の水準を超え株価上昇し高値圏を推移中…権利確定日に向け株価さらに上がる?
5/11に第1四半期決算発表を通過した江崎グリコ<2206>。決算発表翌日には窓を開けて上昇し、現在は5,000円前半の高値圏を推移しています。
これから「株主優待」の権利確定の6月末を迎えます。株主優待で人気の銘柄は、これを狙った買いが入ることで、株価に動きが見られます。果たして、同社はこの株主優待の権利確定前後で、株価はどのように推移するのでしょうか?
江崎グリコ<2206>の優待権利確定前後の株価動向は?
江崎グリコ<2206>は、コロナ・ショックでは、大幅に下落しましたが、すぐにリバウンドし、現在は5,000円台に位置しています。6/10には年初来高値を更新し、「5,330円」をつけ、さらなる上昇を前に上値を狙う展開です。
では、権利日前後10日間(6月下旬~7月初旬)で、同社の株価は、例年どのような傾向が見られるのでしょうか?そのデータ分析の結果がこちらです。
※上記グラフは「シナジスタ」の独自システムによるデータ分析による結果です
2000年から2019年の株価の推移を見ると、上昇傾向は12回、下落傾は8回見られます。この数字を見る限り、権利確定後は、やや上昇傾向にあると考えられるでしょう。
なお、上げ幅は、最大で9%程度で、下落した際の最大値は5%ほどに収まっています。このデータ分析を見る限り、上昇する確率は高いものの、極端な変動が生じる可能性は低いでしょう。
では、同社の株価は、権利日前後10日間でどれくらいの範囲で株価が推移することが予測されるのでしょうか?
江崎グリコ<2206>の権利確定後の株価は?
データ分析によると、ここから株価が以下のような範囲で推移することが予測されます。
【予想変動幅(率)】–2.1%~3.7%
これまでの株価を分析結果を見る限り、上昇幅は約3.7%、下落幅は約2.1%と考えられます。よって、現在の株価(6/16終値5,200円)で計算した場合、権利確定前後には「5,395円~5,090円」の範囲で変動する可能性があります。
なお、上昇した場合は、直近の年初来高値を再更新します。そのときは、引き続き上昇トレンドを継続する可能性が出てきます。反対に、下落した場合には、短期的な下落トレンドを形成する可能性があります。
よって、やや上昇しやすい傾向がある同社ですが、上昇のみの可能性を考えるのではなく、下落も考慮しながら投資スタンスを決めるのが良いでしょう。
このように、株主優待銘柄もデータ分析することで、買いどきや売りどきを戦略的に考えることができます。ぜひ、このような株価動向を掴んで、あなたの投資スタンスを判断してはいかがでしょうか。
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この記事を書いている人
高橋 佑輔(たかはし ゆうすけ)
トレード歴12年以上の現役ベテラントレーダー。2008年より開始し、過去12年間で11年利益を上げる。相場の値動きの「法則」を発見し、その法則を戦略化したシステムトレードで自己資金を運用中。12年間でたった一度負けがあっただけで、11年間安定的な成績を上げ、堅実に利益を積み上げる。高橋佑輔執筆【eBook(電子書籍)『日本株再入門』】の無料配布はこちらをクリック。
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