トヨタ自動車<7203>5/12本決算発表。コロナ・ショックで失速のまま株価回復せず…本決算で株価どうなる?

2020/05/09

 

5/12に本決算発表を迎えるトヨタ自動車<7203>。いわずと知れた日本を代表する輸送機器メーカーです。ドル円為替や世界経済低迷の影響を受け、多分に漏れずコロナ・ショックで下落しましたが、現在は下げ止まり、6,000円台前半を横這いに推移しています。2月につけた年初来高値「8,026円」まではまだ大きな開きがあり、今後高値水準を回復していくのでしょうか。そこで、本決算前後の株価がどのように推移するのか、その動向をデータ分析しました。

 

トヨタ自動車<7203>の本決算前後の株価動向は?


トヨタ自動車は、昨年同時期の「6,500円前後」から年末にかけて、上下を繰り返しながら上昇していました。しかし、「8,000円」には届かずに高値圏で横這いに動いていました。年が明けて2月6日に年初来高値「8,026円」をつけ、ようやく8,000円を上抜けしました。しかし、その後コロナ・ショックの影響を受け「5,771円」まで急降下しました。

現在は下げ止まり6,500円前後に位置していますが、まもなく本決算発表を迎えます。この決算発表は同社にとってどれだけ株価が変動する可能性はあるのでしょうか。そこで、過去の決算発表前後にどのような株価変動の傾向があったのか、2000年から2019年の期間で、決算発表前後1ヶ月間(4月下旬~5月下旬)をデータ分析しました。その結果がこちらです。

シナジスタ:トヨタ自動車<7203>決算前後の株価の推移(%)
※上記グラフは「シナジスタ」の独自システムによるデータ分析による結果です

2013年に15%以上の大きな上昇があります。また、直近は上下に5%以上の推移が見られます。全体を見てみると、目立った変動は見られるものの、株価の変動は上下とも5%前後に留まっています。これを考慮すると、過去に何度かは大きな変動があるものの、全体的には本決算前後で、株価があまり変動していないことが読み取れます。よって、決算発表にサプライズなどがなければ、大きな変動がないとも考えられるでしょう。

 

トヨタ自動車<7203>の目標株価は?


では、同社の本決算前後の目標株価はどれくらいでしょうか?トヨタ自動車<7203>は、ここ3か月で、およそ8,000円から5,800円まで、2,200円の大きな幅を動いています。そして、現在6,500円前後を推移しています。そのような背景のある同社ですが、この決算前後の1ヶ月間で、どのような範囲を推移する可能性があるのでしょうか。その分析結果がこちらです。

 

目標株価:【6,220円~6,956円】
※2020年4/24終値6,543円を基準に計算しています

 

データ分析によると、この本決算を挟んだ1ヶ月間は、株価が株価が上下5%前後で推移する可能性が考えられます。同社の4/24時点での終値が6,543円ですので、上値の目安として「6,956円」、下落する場合は「6,220円」まで下がることが想定されます。上昇の場合は、現在の75日移動平均線の数値に近似しています。さらなる上昇の展開がある場合は、この75日移動平均線を目安にすると良いかもしれません。なお、下落して「6,220円」に到達した場合は、ここ1ヵ月の安値を更新することとなり、その後に下がりやすく可能性もあるでしょう。

このようにデータ分析することで、「きっと上昇だ!」「きっと下落だ!」と片方の可能性を考えるのではなく、「上値の場合は75日移動平均線が目安」「下値の到達の場合は、年初来安値更新だから、更に下落の可能性がある」と、精度高く分析することができるでしょう。ぜひ、あなたもこのようなデータ分析の方法を、私が書いたレポート「日本株5つの法則」を読んで手に入れてください。

【無料】今回のデータ分析の詳細が分かる「日本株5つの法則」レポート無料プレゼント中。今すぐこちらをクリックしてください。

[無料レポート]株式投資でこんな間違いしてませんか?~日本株5つの原則~[無料レポート]株式投資でこんな間違いしてませんか?~日本株5つの原則~

【無料】でレポートを受け取るには、今すぐこちらをクリックしてください。

 

この記事を書いている人

高橋 佑輔(たかはし ゆうすけ) 高橋 佑輔(たかはし ゆうすけ)
トレード歴12年以上の現役ベテラントレーダー。2008年より開始し、過去12年間で11年利益を上げる。相場の値動きの「法則」を発見し、その法則を戦略化したシステムトレードで自己資金を運用中。12年間でたった一度負けがあっただけで、11年間安定的な成績を上げ、堅実に利益を積み上げる。

 

【高橋佑輔の関連記事】

株式会社シナジスタ
なぜ「高値掴みする投資家」と「底値付近で買える投資家」がいるか?それは「値動きの法則」の知識の差です。その法則を使い、過去12年で11年間利益を上げる現役トレーダー高橋佑輔が相場を分析。法則を学び、底値付近で買える投資家を目指しましょう。
株式会社シナジスタの提供する、コラム・教育サービスは、投資に関する考え方の一例をご紹介するというものですので、その正確性や完全性等について保証するものではありません。 実際の投資はお客様のご判断・ご責任で行って頂くものであり、当社は、お客様の投資におけるいかなる利益も保証するものではなく、また、お客様の投資によるいかなる損害に対しても補償を行うものでもありません。 本書の内容に関する一切の権利は当社にありますので、当社の事前の書面による了解なしに転用・複製・配布することはできません。内容に関するご質問・ご照会等にはお応え致しかねますので、あらかじめご容赦ください。

このページのトップへ