脇をしっかり固め、上昇相場についていく

2012/03/09

ついこの間、お正月だったのに気がつけばもう3月も中旬に差し掛かろうとしている。少し遅くなったが、2月のマーケット総括ならびに最近の投資戦略についてみて述べてみたい。

2月のマーケットは米国市場は堅調に上昇、日本市場はこれまでのボックス圏から抜け出して大きく上昇する新局面入に突入した。

米国市場は続伸。NYダウは2/28には13005ドルをつけ08/5/19以来の高値をマーク。ギリシャへの第二次金融支援が合意され、米国の経済指標の相次ぐ予想以上の好調、中国の預金準備率の引き下げによる金融緩和などが好感された。高値警戒感から利益確定売りはあるもののそれをこなしながら力強い動きをした。2月のダウは12952ドルで取引を終え320ドル上昇し月間の騰落率は+2.5%。ナスダックは2966ドルとなり153ドル上昇の+5.4%となった。ナスダックでは市場の時価総額の10%を占めるアップルが大きく上昇して史上5社目の5000億ドル達成企業となった。

日本市場は新局面入り。2/15に日経平均が昨年10/31につけた上値抵抗ライン9152円をあっさりと抜いたことで先高観が急速に強まった。ギリシャ問題の後退、好調な米経済指標に加えて、為替が対ドルで81円台、対ユーロで109円台と急速に円安が進んだことでこれまで大きく売られていた主力株が買われた。外国人投資家の買いが入り、売買代金は連日1兆円超えとなった。2月の日経平均は921円上昇の9723円にて終了し月間騰落率は+10.5%、Topixも+10.7%と大幅に上昇。一方、小型株市場はジャスダック平均が+6.9%、マザーズ指数は+5.7となった。

太田忠投資評価研究所のインターネットによる個人投資家向け「投資実践コース」における2月のモデルポートフォリオのパフォーマンスは+5.2%となった。累計パフォーマンスでは+53.2%(1月末+45.5%)となり、月間ベースでは昨年6月末の高値+51.4%を8ヶ月ぶりに抜いて最高値を更新。ポートフォリオ運用においては、1月末の株式投資ウェート33%を一気に60%にまで高めて積極的な運用姿勢に転換した。27%の増加のうち10%は「新興銘柄パッケージ投資」であり、小型株相場の本格的上昇に備えた投資も実施した。

相場は上昇を試す局面である。新興銘柄パッケージ投資でパフォーマンス追求を一段と強化するとともに、先物のヘッジ戦略開始で相場全体の下落にも対応できる体制を整えた。現在の日経平均の下値抵抗ラインの目安は昨年8月以降の上値であった9000円のレベルである(短期的下値は9400円レベル)。一方、次の上昇の節目としては昨年の7月の株価水準である1万円であるがかなり接近してきた。3月においてはリスク管理を強化しつつ、運用資産の一層の積み上げを目指す運用姿勢で臨む。

太田忠投資評価研究所株式会社
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