今週の注目レポート (1月25日)

【F’sセレクション】
チーフ・アナリスト藤根靖晃が、直近1週間に発行された全レポートから独自の視点(ROE・財務レバレッジ・PBR水準等)で、注目銘柄をピックアップします。

 

●ブリヂストン(5108)【 2+→2+】
「オランダの車両データ管理会社を買収」
22日、同社は、同社の欧州子会社がオランダのトム トム エヌヴィーのデジタルフリートソリューション事業を運営する子会社トム トム テレマティクス ビーヴィーを買収する最終契約を締結したと発表。買収金額は約1,138億円、規制当局の承認など買収に必要な条件を満たした後、19/12期中に完了見込みであるとした。現段階では今般の買収の収益貢献がどのように進むかなどは不透明も、タイヤ売り切りから安定収益が見込めるサービス強化を加速する点はポジティブ。
予想ROE:12.2% PBR:1.3倍、来期予想PER:10.3倍、来期予想EPS成長率:1%
株価(1/25終値):4,235円 Fモデルによる理論株価:5,548円(1月24日by高田悟)

●トランザクション(7818)【 1→1】
「19/8期1Qは好調にスタート、粗利益率は四半期で上場後過去最高」
19/8期1Q業績(1/10発表)は、前年同期比で売上高+6.0%、営業利益+19.8%と好調なスタートであった。粗利益率は、37.9%と上場後では四半期最高であった(これまでの過去最高は18/8期1Qの37.4%)。利益率が向上したのは、採算性の高い新規分野(ペット衣料、トラベル、VAPE、EC事業など)が伸びたこと、これまで外注化していた最終工程の内製化が進んだこと、生産地の最適化を一段と進めたこと、(生産地の)現地通貨ベースで円高が寄与したこと、などが挙げられる。
予想ROE:16.2% PBR:2.7倍、来期予想PER:13.9倍、来期予想EPS成長率:12%
株価(1/25終値):700円 Fモデルによる理論株価:729円(1月24日by藤根靖昊)

 

 

TIWではコンセンサス・データ等を利用して、独自に日経平均の今期 予想ベース、来期予想ベースのROE、PBR、リスクプレミアム等を算出 しております。
(詳しくは、以下のサイトをご覧下さい)〔http://column.ifis.co.jp/category/market/tiw
こうして算出したマーケット参考値と個別企業の株価指標を比較し、 さらにアナリストの予想を加味して選択をしています。 ※文中のROE、PBR、PER等の数値は、特に断りが無い限りは、 レポート発行時に算出した値です。

株式会社ティー・アイ・ダヴリュ
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