今週の注目レポート (10月5日)

【F’sセレクション】
チーフ・アナリスト藤根靖晃が、直近1週間に発行された全レポートから独自の視点(ROE・財務レバレッジ・PBR水準等)で、注目銘柄をピックアップします。

●ゼンリン(9474)【 新規→2+】
「オートモーティブやIoT事業が好調、1Qは好スタートを切る」
株価は高バリュエーションである。しかし、(1)1Qの好スタートから19/3 期は期初の通期計画上振れが見込める。(2)オートモーティブ(カーナ ビゲーション用データ・コンテンツ、自動運転・先進運転支援向け高精 度地図データ等)やIoT(スマホ向けサービスやインターネットサービス向 け地図データ等)など成長分野と見られる事業が1Qの好スタートを牽 引したことが評価できる。(3)プロダクト(住宅地図商品等)や公共ソリュー ション事業での安定的な収益確保とオートモーティブやIoT事業の伸長 が相俟っての20/3期以降も堅調な業績が期待できる。
予想ROE:9.2% PBR:5.3倍、来期予想PER:47.7倍、来期予想EPS成長率:11%
株価(10/5終値):3,510円 Fモデルによる理論株価:993円(10月3日by高田悟)

 

TIWではコンセンサス・データ等を利用して、独自に日経平均の今期 予想ベース、来期予想ベースのROE、PBR、リスクプレミアム等を算出 しております。
詳しくは、以下のサイトをご覧下さい)〔http://column.ifis.co.jp/category/market/tiw
こうして算出したマーケット参考値と個別企業の株価指標を比較し、 さらにアナリストの予想を加味して選択をしています。 ※文中のROE、PBR、PER等の数値は、特に断りが無い限りは、 レポート発行時に算出した値です。

株式会社ティー・アイ・ダヴリュ
独立系証券リサーチ会社TIWのアナリスト陣が、株式市場における時事・トピックスや業界動向など、取材に基づいたファンダメンタル調査・分析を提供するともに、幅広い視野で捉えた新鮮な情報をお届けします。