今週の注目レポート (9月14日)

【F’sセレクション】
チーフ・アナリスト藤根靖晃が、直近1週間に発行された全レポートから独自の視点(ROE・財務レバレッジ・PBR水準等)で、注目銘柄をピックアップします。

●日精エー・エス・ビー機械(6284)【 2+→2+】
「18/9期業績予想を引き下げ。来19/9期は2桁増収営業増益を予想」
18/9期3Q累計(10-6月)業績は、売上204億円(前年同期比7%増)、営業利益38億円(同8%増)。地域的には欧州が南欧を中心に好調な一方、北米が弱かった。製品別では、採算性の良い小型の主力汎用機が伸びたことで、製品ミックス面でプラスに働いたと考えられる。新しく獲得した大口顧客では受注タイミングも読みづらく、業績自体もぶれやすくなっている。とはいえ、同社は高い競争力は維持できていると考えられ、市場成長に沿った中期的な収益拡大が期待できよう。
予想ROE:17.2% PBR:2.7倍、来期予想PER:14.4倍、来期予想EPS成長率:6%
株価(9/14終値): 4,735円 Fモデルによる理論株価:4,476円(9月10日by服部隆生)

 

TIWではコンセンサス・データ等を利用して、独自に日経平均の今期 予想ベース、来期予想ベースのROE、PBR、リスクプレミアム等を算出 しております。
詳しくは、以下のサイトをご覧下さい)〔http://column.ifis.co.jp/category/market/tiw
こうして算出したマーケット参考値と個別企業の株価指標を比較し、 さらにアナリストの予想を加味して選択をしています。 ※文中のROE、PBR、PER等の数値は、特に断りが無い限りは、 レポート発行時に算出した値です。

株式会社ティー・アイ・ダヴリュ
独立系証券リサーチ会社TIWのアナリスト陣が、株式市場における時事・トピックスや業界動向など、取材に基づいたファンダメンタル調査・分析を提供するともに、幅広い視野で捉えた新鮮な情報をお届けします。