今週の注目レポート (10月4日)
【F’sセレクション】
チーフ・アナリスト藤根靖晃が、直近1週間に発行された全レポートから独自の視点(ROE・財務レバレッジ・PBR水準等)で、注目銘柄を3銘柄ピックアップします。
アイカ工業(4206)
海外展開は、買収して社名変更したアイカ・アジア・パシフィック・HD及びその子会社が伸長していると推測する。リフォーム需要増や医療介護施設の増加など外部環境は良好である。業績の伸長確度は高いだろう。株価は強気の見方を維持する。
ROE 9.47%、PBR 1.53倍、来期予想PER 14.0倍、来期予想EPS成長率10%
〔10月1日、担当:高橋 俊郎、Analyst Impression 1→1〕
ナック(9788)
クリクラと住宅、そして子会社化した通販会社JIMOSの伸長により、 16/3期中期経営計画の売上高1,080億円、営業利益75億円は概ね達成圏にあると予想する。14/3期、15/3期予想PER9.2倍~7.2倍は、年率10%超の利益成長からみて、評価不足と考える。
ROE 17.96%、PBR 2.04倍、来期予想PER 7.2倍、来期予想EPS成長率27%
〔10月4日、担当:高橋 俊郎、Analyst Impression -→1〕
ニトリホールディングス(9843)
足下の株価はTOPIX並みの動きを見せているが、これは夏季に涼感寝具がヒット商品となったことを市場が好感し、同社に対する見直しが進みつつあるものと思われる。機能性寝具への需要が維持されることで既存店売上の好調が続き、それに伴い同社への見直しも継続する可能性が考えられると見て、株価パフォーマンス予想を一段階引き上げる。
ROE 16.00%、PBR 2.17倍、来期予想PER 11.4倍、来期予想EPS成長率11%
〔10月4日、担当:糸井 正和、Analyst Impression 2→2+〕
TIWではコンセンサス・データ等を利用して、独自に日経平均の今期 予想ベース、来期予想ベースのROE、PBR、リスクプレミアム等を算出 しております。
こうして算出したマーケット参考値と個別企業の株価指標を比較し、 さらにアナリストの予想を加味して選択をしています。 ※文中のROE、PBR、PER等の数値は、特に断りが無い限りは、 レポート発行時に算出した値です。
※「アナリスト・インプレッション」に関する説明はこちらをご覧下さい。