今週の注目レポート (7月19日)
【F’sセレクション】
チーフ・アナリスト藤根靖晃が、直近1週間に発行された全レポートから独自の視点(ROE・財務レバレッジ・PBR水準等)で、注目銘柄を3銘柄ピックアップします。
OSG(6136)
カバレッジ開始。タップ、エンドミル、ドリルなど切削工具のメーカー。受注が上向き収益回復に入った局面で、株価は強含みで推移する可能性が高いと考える。高付加価値分野で高い競争力を維持しつつ、自動車・航空機業界向けの更なるシェア拡大、製品ラインアップ拡充により中期的な収益成長に期待が持てる。
ROE 10.76%、PBR 2.15倍、来期予想PER 17.5倍、来期予想EPS成長率21%
〔7月16日、担当:服部 隆生、Analyst Impression – →2+〕
マルカキカイ(7594)
強気を継続。TIWは13/11期業績見通しを上方修正。続く14/11期は 2桁営業増益を見込む。海外ネットワーク強化などの先行費用が膨らむ局面にあっても業績堅調が予想されることに加え、約82億円の高いネットキャッシュ、13/11期TIW予想ROE9.81%に対し13/5月末実績 PBR0.77倍など指標面に割安感が強い。
ROE 9.81%、PBR 0.77倍、来期予想PER 7.1倍、来期予想EPS成長率9%
〔7月18日、担当:高田 悟、Analyst Impression 1→1〕
あいホールディングス(3076)
マンション向けセキュリティ機器(防犯カメラやレコーダーなど)と米国でのクラフト関連製品、耐震診断の3事業は好調を持続。特にクラフト関連製品については、株式市場で、シルエット社の業績貢献が株価に織り込まれていないと考える。株価は上昇余地が大きいとの見方を継続する。
ROE 12.19%、PBR 1.79倍、来期予想PER 11.8倍、来期予想EPS成長率27%
〔7月19日、担当:高橋 俊郎、Analyst Impression 1→1〕
TIWではコンセンサス・データ等を利用して、独自に日経平均の今期 予想ベース、来期予想ベースのROE、PBR、リスクプレミアム等を算出 しております。
こうして算出したマーケット参考値と個別企業の株価指標を比較し、 さらにアナリストの予想を加味して選択をしています。 ※文中のROE、PBR、PER等の数値は、特に断りが無い限りは、 レポート発行時に算出した値です。
※「アナリスト・インプレッション」に関する説明はこちらをご覧下さい。