今週の注目レポート (9月2日)
【F’sセレクション】
チーフ・アナリスト藤根靖晃が、直近1週間に発行された全レポートから独自の視点(ROE・財務レバレッジ・PBR水準等)で、注目銘柄をピックアップします。
●プレミアグループ(7199)【 1→2+】
「市場は前年割れも、クレジット・故障保証ともに取扱高は2桁伸長」
23/3期1Qは、中古車市場縮小の厳しい事業環境下でクレジット取扱高と故障保証取扱高を大幅に伸ばしたこと、DX施策やグループシナジーにより営業費用増加を抑制し税引前利益で大幅増益を確保したことなどが評価できる決算となった。更には、TIWでは6期連続で増益を見込む同社23/3期計画の上振れを見込むこと、シェア拡大による右肩上がりの成長が続くとみることなどから引き続き市場平均を上回る株価展開を予想する。投資評価は、2/10付のTIWレポートで投資評価を「2+」→「1」へ引き上げて以降、株価は4割弱上昇、TIW目標株価5,100円を達成、足下の株価上昇も急ピッチで目先の好材料は一旦織り込まれたとみることなどから今般「2+」へ修正する。
予想ROE:31.5% PBR:6.7倍、来期予想PER:16.6倍、来期予想EPS成長率:19%
株価(9/2終値):1,721円 Fモデルによる理論株価:3,574円(8月29日by高田悟)
TIWではコンセンサス・データ等を利用して、独自に日経平均の今期 予想ベース、来期予想ベースのROE、PBR、リスクプレミアム等を算出 しております。
(詳しくは、以下のサイトをご覧下さい)〔http://column.ifis.co.jp/category/market/tiw〕
こうして算出したマーケット参考値と個別企業の株価指標を比較し、 さらにアナリストの予想を加味して選択をしています。
※文中のROE、PBR、PER等の数値は、特に断りが無い限りは、 レポート発行時に算出した値です。