今週の注目レポート (4月22日)

【F’sセレクション】
チーフ・アナリスト藤根靖晃が、直近1週間に発行された全レポートから独自の視点(ROE・財務レバレッジ・PBR水準等)で、注目銘柄をピックアップします。

●ジャパンエレベーターサービスホールディングス(6544)【 1→1】
「首都圏や未進出エリアを中心に営業所新設を加速」
23/3期に入り、同社は顧客サービス向上を目的にグループ子会社下に8カ所の営業所を新設した。新設営業所の地域別内訳は首都圏が2拠点、中国四国が3拠点、東北が1拠点、信越が1拠点、九州が1拠点となっている。TIWの推計では同社国内の拠点数は前年3月末の96拠点から足下で約130拠点へと僅か1年間で急速かつ大幅に増加した。増加の中心は中核市場である首都圏と、中国四国地方、東北地方などのこれまでの未進出エリアとなっている。インフレ懸念による顧客の節約志向の高まりが同社の追い風になるとみられる中での新拠点開設加速は同社のシェアの一段の拡大に繋がる公算が大きいとTIWでは考える。
予想ROE:24.0% PBR:13.3倍、来期予想PER:40.8倍、来期予想EPS成長率:30%
株価(4/22終値):1,516円 Fモデルによる理論株価:514円(4月20日by高田悟)

 

TIWではコンセンサス・データ等を利用して、独自に日経平均の今期 予想ベース、来期予想ベースのROE、PBR、リスクプレミアム等を算出 しております。
(詳しくは、以下のサイトをご覧下さい)〔http://column.ifis.co.jp/category/market/tiw
こうして算出したマーケット参考値と個別企業の株価指標を比較し、 さらにアナリストの予想を加味して選択をしています。
※文中のROE、PBR、PER等の数値は、特に断りが無い限りは、 レポート発行時に算出した値です。

株式会社ティー・アイ・ダヴリュ
独立系証券リサーチ会社TIWのアナリスト陣が、株式市場における時事・トピックスや業界動向など、取材に基づいたファンダメンタル調査・分析を提供するともに、幅広い視野で捉えた新鮮な情報をお届けします。