今週の注目レポート (1月28日)

【F’sセレクション】
チーフ・アナリスト藤根靖晃が、直近1週間に発行された全レポートから独自の視点(ROE・財務レバレッジ・PBR水準等)で、注目銘柄をピックアップします。


●小糸製作所(7276)【 2+→2+】

「22/3期通期計画を上方修正、なお上振れ余地があろう」
3Q累計(4-12月)決算は3Q(10-12月)単独の営業利益が半導体供給不足影響等に伴う取引先の減産影響や原材料高騰影響などから前年同期比46.2%減の141.7億円となり大幅減益となった。ただし、厳しい事業環境下で北米での拡販や生産性向上、アジアでの売上増などにより直前の四半期からは業績は大幅に改善したこと、通期営業利益計画を上方修正したことなどがポジティブである。TIWでは修正後の計画にはなお上振れ余地があるとみること、23/3期は大幅増益を見込むこと、更には電動化の機運の高まりがLEDヘッドランプを主力とする同社に引き続き追い風になるとみることに加え、23/3期のTIW予想PER12.0倍などでみれば株価指標面にも特段割高感はないため、投資評価は「2+」を維持する。
予想ROE:6.5% PBR:1.6倍、来期予想PER:12.0倍、来期予想EPS成長率:94%
株価(1/28終値):5,530円 Fモデルによる理論株価:8,005円(1月28日by高田悟)

 

 

TIWではコンセンサス・データ等を利用して、独自に日経平均の今期 予想ベース、来期予想ベースのROE、PBR、リスクプレミアム等を算出 しております。
(詳しくは、以下のサイトをご覧下さい)〔http://column.ifis.co.jp/category/market/tiw
こうして算出したマーケット参考値と個別企業の株価指標を比較し、 さらにアナリストの予想を加味して選択をしています。
※文中のROE、PBR、PER等の数値は、特に断りが無い限りは、 レポート発行時に算出した値です。

株式会社ティー・アイ・ダヴリュ
独立系証券リサーチ会社TIWのアナリスト陣が、株式市場における時事・トピックスや業界動向など、取材に基づいたファンダメンタル調査・分析を提供するともに、幅広い視野で捉えた新鮮な情報をお届けします。