今週の注目レポート (10月8日)

【F’sセレクション】
チーフ・アナリスト藤根靖晃が、直近1週間に発行された全レポートから独自の視点(ROE・財務レバレッジ・PBR水準等)で、注目銘柄をピックアップします。

●ネクステージ(3186)【 1→1】
「販売堅調に加え、収益力向上から通期計画を上方修正」
21/11期3Q累計決算は、コロナ禍が長期化する厳しい事業環境下で中古車市場の伸びを大幅に上回る販売台数の増加により大幅増収大幅営業増益となったこと、体質改善による利益率の改善等により通期営業利益計画の上方修正額がTIW予想やコンセンサス以上となったことなどがポジティブに評価できる好決算となった。TIWでは(1)買取単独店の出店強化により台当たり粗利益及び粗利益率に改善余地があること、(2)競合大手に比べまだ出店規模は少なく未開拓地域へ積極的な出店継続が見込めること、(3)保有顧客増加によりストック型ビジネスの拡大が期待できること、から、22/11期以降も増収増益基調を予想。21/11期TIW予想PER17.4倍などの株価指標面にも特段割高感はないため、投資評価は「1」を継続する。
予想ROE:26.8% PBR:4.1倍、来期予想PER:15.1倍、来期予想EPS成長率:15%
株価(10/8終値):2,067円 Fモデルによる理論株価:2,284円(10月5日by高田悟)

 

TIWではコンセンサス・データ等を利用して、独自に日経平均の今期 予想ベース、来期予想ベースのROE、PBR、リスクプレミアム等を算出 しております。
(詳しくは、以下のサイトをご覧下さい)〔http://column.ifis.co.jp/category/market/tiw
こうして算出したマーケット参考値と個別企業の株価指標を比較し、 さらにアナリストの予想を加味して選択をしています。
※文中のROE、PBR、PER等の数値は、特に断りが無い限りは、 レポート発行時に算出した値です。

株式会社ティー・アイ・ダヴリュ
独立系証券リサーチ会社TIWのアナリスト陣が、株式市場における時事・トピックスや業界動向など、取材に基づいたファンダメンタル調査・分析を提供するともに、幅広い視野で捉えた新鮮な情報をお届けします。