今週の注目レポート (9月11日)

【F’sセレクション】
チーフ・アナリスト藤根靖晃が、直近1週間に発行された全レポートから独自の視点(ROE・財務レバレッジ・PBR水準等)で、注目銘柄をピックアップします。

●ヨコオ(6800)【 2+→2+】
「21/3期通期計画を上方修正、車載通信機器の回復が想定より早まる」
1Qの営業利益は前年同期比63.7%減の4.2億円となった。回路検査用コネクタが旺盛な半導体需要等を背景に大幅増益となったが、車載通信機器が新型コロナ影響を強く受け、売上げがほぼ半減し赤字となったことが響き大幅減益。通期営業利益計画を従来予想から2億円上方修正。取引先の新型コロナ禍からの生産回復が想定より早く車載通信機器売上見通しが上向く。TIWは下期の回路検査用コネクタ及び無線通信機器予想が保守的とみて計画上振れを予想。
予想ROE:10.0% PBR:2.1倍、来期予想PER:16.0倍、来期予想EPS成長率:27%
株価(9/11終値):2,660円 Fモデルによる理論株価:2,614円(9月9日by高田悟)

 

TIWではコンセンサス・データ等を利用して、独自に日経平均の今期 予想ベース、来期予想ベースのROE、PBR、リスクプレミアム等を算出 しております。
(詳しくは、以下のサイトをご覧下さい)〔http://column.ifis.co.jp/category/market/tiw
こうして算出したマーケット参考値と個別企業の株価指標を比較し、 さらにアナリストの予想を加味して選択をしています。
※文中のROE、PBR、PER等の数値は、特に断りが無い限りは、 レポート発行時に算出した値です。

株式会社ティー・アイ・ダヴリュ
独立系証券リサーチ会社TIWのアナリスト陣が、株式市場における時事・トピックスや業界動向など、取材に基づいたファンダメンタル調査・分析を提供するともに、幅広い視野で捉えた新鮮な情報をお届けします。