今週の注目レポート (9月4日)

【F’sセレクション】
チーフ・アナリスト藤根靖晃が、直近1週間に発行された全レポートから独自の視点(ROE・財務レバレッジ・PBR水準等)で、注目銘柄をピックアップします。

●豊田通商(8015)【 2→2+】
「期末にかけ回復を見込む計画はトヨタの生産動向から上振れが見込めよう」
21/3期1Q(4-6月)は新型コロナ禍での自動車分野悪化から大幅減益となった。とはいえ、非自動車分野堅調を下支えに黒字を確保したことが評価できる。21/3期計画では期末にかけ回復を見込み、年間配当予想は前期比横ばいを維持し、同業の中では相対的に見通しが堅調なこと、などがポジティブ。更には計画には上振れ余地があり、中期的に成長が期待でき、指標面も割安から投資評価は「2+」へ引き上げる。
予想ROE:6.6% PBR:0.9倍、来期予想PER:8.5倍、来期予想EPS成長率:38%
株価(9/4終値): 3,100円 Fモデルによる理論株価:3,987円(9月3日by高田悟)

 

TIWではコンセンサス・データ等を利用して、独自に日経平均の今期 予想ベース、来期予想ベースのROE、PBR、リスクプレミアム等を算出 しております。
(詳しくは、以下のサイトをご覧下さい)〔http://column.ifis.co.jp/category/market/tiw
こうして算出したマーケット参考値と個別企業の株価指標を比較し、 さらにアナリストの予想を加味して選択をしています。
※文中のROE、PBR、PER等の数値は、特に断りが無い限りは、 レポート発行時に算出した値です。

株式会社ティー・アイ・ダヴリュ
独立系証券リサーチ会社TIWのアナリスト陣が、株式市場における時事・トピックスや業界動向など、取材に基づいたファンダメンタル調査・分析を提供するともに、幅広い視野で捉えた新鮮な情報をお届けします。