今週の注目レポート (6月19日)

【F’sセレクション】
チーフ・アナリスト藤根靖晃が、直近1週間に発行された全レポートから独自の視点(ROE・財務レバレッジ・PBR水準等)で、注目銘柄をピックアップします。

●長谷工コーポレーション(1808)【 新規→2+】
「コロナ禍でもマンション需要は意外に底堅く、事業環境はイメージ程悪くない」
21/3期は完工高がやや端境期となることに加え、工事利益率の低下傾向により業績続落予想だが、22/3期業績は完工高の回復、工事利益率の底打ち反転で持直すと考える。弱含みで推移してきた業績モメンタムは、21/3期を底に改善が期待できることからみてバリュエーションには割安感があると考える。新型コロナの影響により分譲マンション需要の減退が懸念されるところだが、国内の感染拡大がかなり抑えられた状況であること、株式市場がコロナショック後、急速に回復したことなどからマンション需要は意外に底堅い。特にテレワークの普及により、同社が得意とする郊外型の大規模板状マンションの人気が戻りつつあるのはポジティブ。
予想ROE:12.4% PBR:1.1倍、来期予想PER:7.6倍、来期予想EPS成長率:10%
株価(6/19終値):1,380円 Fモデルによる理論株価:2,430円(6月19日by堀部吉胤)

 

TIWではコンセンサス・データ等を利用して、独自に日経平均の今期 予想ベース、来期予想ベースのROE、PBR、リスクプレミアム等を算出 しております。
(詳しくは、以下のサイトをご覧下さい)〔http://column.ifis.co.jp/category/market/tiw
こうして算出したマーケット参考値と個別企業の株価指標を比較し、 さらにアナリストの予想を加味して選択をしています。
※文中のROE、PBR、PER等の数値は、特に断りが無い限りは、 レポート発行時に算出した値です。

株式会社ティー・アイ・ダヴリュ
独立系証券リサーチ会社TIWのアナリスト陣が、株式市場における時事・トピックスや業界動向など、取材に基づいたファンダメンタル調査・分析を提供するともに、幅広い視野で捉えた新鮮な情報をお届けします。