今週の注目レポート (1月17日)

【F’sセレクション】
チーフ・アナリスト藤根靖晃が、直近1週間に発行された全レポートから独自の視点(ROE・財務レバレッジ・PBR水準等)で、注目銘柄をピックアップします。

 

●SOU(9270)【 2+→2+】
「海外進出が始まり成長期待高まる」
20/8期1Qは増収増益で着地した。売上高は前年同期比29.6%と大幅に増加したが、純利益は10.7%の伸びにとどまった。粗利率の低下はあるが、一時的であり、かつ売上、利益の進捗率は前期比並みで遅れはない。おまけに今期は世界へのリユース市場への参入や世界中から参加できるオンライン入札を行っており会社側予想を超えた着地が期待できる。2Qで効果が見え始めれば業績予想と投資評価の変更を行う。
予想ROE:22.6% PBR:4.3倍、来期予想PER:14.7倍、来期予想EPS成長率:21%
株価(1/17終値):2,346円 Fモデルによる理論株価:2,213円(1月15日by山方秀之)

●インテリックス(8940)【 2+→2+】
「回復の兆しがあり我慢しどころ」
16日に2Q決算説明会が開催された。決算は前年同期比増収(営業及び経常利益は減益だが純利益は増益)で着地。前月26日に発表した業績修正に対しては売上、利益ともに上回った。各セグメント、中古マンション再生流通事業、その他不動産事業ともに売上を伸ばしたが、利益に関しては中古マンション流通事業が増益となったが、その他不動産事業は費用増加もあり減益で着地した。
予想ROE:4.7% PBR:0.7倍、来期予想PER:7.1倍、来期予想EPS成長率:90%
株価(1/17終値):766円 Fモデルによる理論株価:795円(1月17日by山方秀之)

 

TIWではコンセンサス・データ等を利用して、独自に日経平均の今期 予想ベース、来期予想ベースのROE、PBR、リスクプレミアム等を算出 しております。
(詳しくは、以下のサイトをご覧下さい)〔http://column.ifis.co.jp/category/market/tiw
こうして算出したマーケット参考値と個別企業の株価指標を比較し、 さらにアナリストの予想を加味して選択をしています。 ※文中のROE、PBR、PER等の数値は、特に断りが無い限りは、 レポート発行時に算出した値です。

株式会社ティー・アイ・ダヴリュ
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