今週の注目レポート (11月8日)
【F’sセレクション】
チーフ・アナリスト藤根靖晃が、直近1週間に発行された全レポートから独自の視点(ROE・財務レバレッジ・PBR水準等)で、注目銘柄をピックアップします。
●トヨタ自動車(7203)【 2+→2+】
「厳しさが増す事業環境下で、上期の増益と通期営業利益計画据え置きは評価できる」
上期決算では事業環境が厳しく競合他社の苦戦が相次ぐ中で販売面の好調が牽引し純利益が過去最高となったこと、為替等の市場変動影響や一過性の増減益要因などを除く実質で営業段階で確り増益を確保したことが評価できる。また、アジア市場の見通し悪化から連結販売台数予想を下方修正し、従来から為替変動による減益影響拡大を想定する中でも営業微減益を見込む20/3期通期計画を据え置いた点はポジティブである。
予想ROE:10.3% PBR:1.3倍、来期予想PER:11.0倍、来期予想EPS成長率:4%
Fモデルによる理論株価:7,626円(11月8日by高田悟)
TIWではコンセンサス・データ等を利用して、独自に日経平均の今期 予想ベース、来期予想ベースのROE、PBR、リスクプレミアム等を算出 しております。
(詳しくは、以下のサイトをご覧下さい)〔http://column.ifis.co.jp/category/market/tiw〕
こうして算出したマーケット参考値と個別企業の株価指標を比較し、 さらにアナリストの予想を加味して選択をしています。 ※文中のROE、PBR、PER等の数値は、特に断りが無い限りは、 レポート発行時に算出した値です。
株式会社ティー・アイ・ダヴリュ
独立系証券リサーチ会社TIWのアナリスト陣が、株式市場における時事・トピックスや業界動向など、取材に基づいたファンダメンタル調査・分析を提供するともに、幅広い視野で捉えた新鮮な情報をお届けします。