今週の注目レポート (3月15日)

【F’sセレクション】
チーフ・アナリスト藤根靖晃が、直近1週間に発行された全レポートから独自の視点(ROE・財務レバレッジ・PBR水準等)で、注目銘柄をピックアップします。

 

●ケーヒン(7251)【 2+→2+】
「成長へ費用が嵩むが販売面は堅調、通期計画上振れを見込む」
19/3期3Q(10-12月)は2桁営業減益となったが成長費用増が主因(インド二輪FI化に向けての量産準備、ホンダ[7267]外拡販対応、研究開発費増など)で、アジア二輪車向け中心に販売面は堅調であり懸念は不要と考える。通期計画は上振れが見込める、20/3期業績はまだ成長費用が重く伸び悩むも、環境への貢献(インドFI化によるFI製品やハイブリッド車「HV」向けなど四輪電動車両向け製品の販売増)を軸に中期的に成長が見込めるとの見方に変化なく、株価指標面も割安から投資評価は「2+」を維持する。
予想ROE:7.0% PBR:0.7倍、来期予想PER:8.4倍、来期予想EPS成長率:3%
株価(3/15終値):1,769 円 Fモデルによる理論株価:3,184円(3月14日by高田悟)

 

TIWではコンセンサス・データ等を利用して、独自に日経平均の今期 予想ベース、来期予想ベースのROE、PBR、リスクプレミアム等を算出 しております。
(詳しくは、以下のサイトをご覧下さい)〔http://column.ifis.co.jp/category/market/tiw
こうして算出したマーケット参考値と個別企業の株価指標を比較し、 さらにアナリストの予想を加味して選択をしています。 ※文中のROE、PBR、PER等の数値は、特に断りが無い限りは、 レポート発行時に算出した値です。

株式会社ティー・アイ・ダヴリュ
独立系証券リサーチ会社TIWのアナリスト陣が、株式市場における時事・トピックスや業界動向など、取材に基づいたファンダメンタル調査・分析を提供するともに、幅広い視野で捉えた新鮮な情報をお届けします。