くら寿司<2695>年初からの上昇勢いのまま高値更新し、その後も反落することなく再び高値更新を射程圏に推移中…ここから株価どうなる?

2024/06/08

 

6月上旬に第2四半期決算発表予定のくら寿司<2695>。年初は3,400円台から始まり、その後横ばいに推移したものの、3月から上昇を開始しました。

そこから4月中旬に高値更新し、そこから大きく反落することなく引き続き4,500円から5,000円を横ばいに推移し、引き続き高値更新を狙える水準を維持しています。

そのような中、 決算発表を迎える同社ですが、ここからどれくらいの範囲で株価が推移することが予測されるのでしょうか?

 

くら寿司<2695>の第2四半期決算前後の株価動向は?


同社の株価は、決算を挟んだ1ヶ月間(6月上旬~6月下旬)で、例年どのような傾向が見られるのでしょうか?そのデータ分析の結果がこちらです。

くら寿司<2695>の第2四半期決算前後の株価動向|シナジスタ

※上記グラフは「シナジスタ」の独自システムによるデータ分析による結果です

2002年から2023年の株価の推移を見ると、上昇傾向が13回、下落傾向が9回見られます。この数字を見る限り、やや上昇傾向があると読み取れるでしょう。

変動幅を見ると、10%以上の変動は上下合わせて10回あります。中には、25%以上の上昇が2回あり、15%以上の変動も上下合わせて4回見られます。ただし、下落時の変動は最大でも20%に届いていないことから、上昇時のほうが変動幅が大きくなる傾向があると考えられます。

対して、5%以内の変動は上下合わせて10回あります。その他が中程度の変動であることをふまえると、同社の株価は小幅変動と大幅変動のどちらかになる確率が高いでしょう。

これらを考慮すると同社の株価は、この時期に全体としてやや上昇傾向があるものの、小幅変動にとどまる可能性と、大幅変動になる可能性の両方の確率が高いことから、極端な値動きになるでしょう。

ただし、ここまで極端になると、あまり株価が動かないときは方向感乏しく横ばいに近い状態で推移し、方向感が上下のどちらかに出たときは10%、15%など、方向の通り進む可能性が高いと考えられます。

そういった意味では、動き出した場合は方向感を捉えやすいので、その動きが短期的なトレンドだと想定しておくと良いかもしれません。

では、同社の株価は、決算発表前後でどれくらいの範囲で株価が推移することが予測されるのでしょうか?

 

くら寿司<2695>の目標株価は?


データ分析によると、ここから株価が以下のような範囲で推移することが予測されます。

【目標株価】
上値目安:5,375円
下値目安:4,490円

※5/28終値4,840円を基準に計算

これまでの株価を分析した結果を見る限り、上昇幅は約11.0%、下落幅は約7.2%と考えられます。よって、上値は「5,375円」、下値は「4,490円」が目標株価と考えられるでしょう。

上値の目安に到達した場合は、4/12に付けた年初来高値5,310円をわずかに上回り、高値を更新します。そうなると4月中旬からの横ばい状態を脱し、上向く展開が予測されます。

なお、4月の高値更新時には、陽線と陰線が日替わりと言って良いほどで切り替わり、高値更新後は5日続落しています。慎重な動きを見せてから続落するような極端な動きをしていることから、今回もそのような動きになる可能性も考えておくと良いでしょう。

反対に、下値の目安に到達した場合は、現在の株価のやや下位にある75日移動平均線を下抜けします。大きな下落にはなりませんが、年始から上昇トレンドを推移していたので、この下抜けから流れが変わるかもしれません。

75日移動平均線が抵抗線として機能せず、そのまま続落するようなことがあると、4000円付近を推移する200日移動平均線まで下落することも考えられます。

特にこの時期は一方に方向感が出ると大きく動きやすい傾向もあります。よって、もし下落した場合は、そのまま大きく下落することも想定しながら状況を見ていくと良いでしょう。

このように同社は、極端な値動きをする傾向があることから、上昇時と下落時のシナリオが全く反対方向に進む可能性があります。

それを想定すると、まずは様子見をして上下のどちらに方向感が出るか見極め、そこから売買タイミングを見極めていくと良いでしょう。もしくは上昇時も上値がやや重たいようにも見えますので、ムリに売買せず様子見するのも選択肢の一つでしょう。

いずれにしても、上下のどちらにも大きく動きやすいのが同社の傾向です。この傾向を踏まえたうえで、動向を見て、その動向に合わせてご自身の動きを考えていくと良いでしょう。

ぜひ、このような情報をもとに、あなたの投資スタンスを決めてみてはいかがでしょうか。

※本記事は2024/6/5時点の株式市場の状況をもとに執筆しました。年初来高値などの更新日や移動平均などの記載については、誤差が生じる場合がございます。予めご了承くださいませ。

 

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この記事を書いている人

高橋 佑輔(たかはし ゆうすけ) ー高橋 佑輔(たかはし ゆうすけ)ー

トレード歴12年以上の現役トレーダー。2008年より開始し、過去12年間で11年利益を上げる。相場の値動きの「法則」を発見し、その法則を戦略化したシステムトレードで自己資金を運用中。単年で負ける年もあったものの12年間以上、安定的な成績を上げ、堅実に利益を積み上げる。

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