セブン&アイH<3382>一時ボックス圏を上抜けするも反落、直近は上昇するも方向感がつかみにくいまま推移中…決算発表で株価どうなる?

2023/04/05

 

4/6に本決算発表を迎えるセブン&アイ・ホールディングス<3382>。昨年は短期的に上下動をしながらも、5,000円から6,000円の間でのボックス圏で推移しました。

そこから今年に入り、3月に一時ボックス圏を上抜けしたものの、すぐに反落し、再びボックス圏に戻っています。そして、直近は上昇し、さらに展開が読みにくい状況が続いています。

そのような中、 決算発表を迎える同社ですが、ここからどれくらいの範囲で株価が推移することが予測されるのでしょうか?

 

セブン&アイ・ホールディングス<3382>の本決算前後の株価動向は?


同社の株決算を挟んだ1ヶ月間(3月下旬~4月中旬)で、同社の株価は、例年どのような傾向が見られるのでしょうか?そのデータ分析の結果がこちらです。

シナジスタ:セブン&アイ・ホールディングス<3382>の本決算前後の株価動向

※上記グラフは「シナジスタ」の独自システムによるデータ分析による結果です

2006年から2022年の株価の推移を見ると、上昇傾向が10回、下落傾向が7回見られます。この数字を見る限り、やや上昇傾向があると読み取れるでしょう。

ただし、17年分のデータなので、あと5年ほど経過した場合、傾向が変わる可能性もあることは考慮しておきましょう。

変動幅を見ると、10%以上の変動は、上下合わせて4回あります。それに対して、5%以内の変動は上下合わせて10回あります。ここから、小幅に動くときと大きく動くときに差があると考えられます。

また、上昇時と下落時の変動幅を比較すると、上昇時は30%程度や20%程度の上昇など、10%を大きく上回る変動がありますが、下落時は大きくても13%程度にとどまっています。

ここから、上昇時は下落時よりも大きく株価が変動する傾向があると読み取れます。

よって、同社の株価は、今後傾向が変わる可能性もありますが、全体としてやや上昇傾向があり、小幅に動く場合と、大きく動くときの差が大きいと考えられます。

また、下落時よりも上昇時のほうが、動く場合は大きく動きやすい傾向があると考えられます。

では、同社の株価は、決算発表前後でどれくらいの範囲で株価が推移することが予測されるのでしょうか?

 

セブン&アイ・ホールディングス<3382>の目標株価は?


データ分析によると、ここから株価が以下のような範囲で推移することが予測されます。

【目標株価】
上値目安:6,324円
下値目安:5,574円

※3/24終値5,817円を基準に計算

これまでの株価を分析した結果を見る限り、上昇幅は約8.7%、下落幅は約4.1%と考えられます。よって、上値は「6,324円」、下値は「5,574円」が目標株価と考えられるでしょう。

上値の目安に到達した場合は、現在の推移よりも高い位置になり、3月上旬に一時つけていた水準まで上昇します。また、1月から続くボックス圏を、再び上抜けします。

そこで、そのまま上昇を期待したいところですが、これまでも上昇したら反落することを繰り返しています。

もし、ここで上昇しても同じような動きになる可能性もありますので、上昇したのち、再度上昇の方向感があると、様子見するのが良いでしょう。

反対に、下値の目安に到達した場合は、直近の安値5,673円(3/23)よりも下落します。この下落により、200日移動平均線をわずかに上回るか、もしくは下抜けの可能性もあります。

そうなると、直近は横ばい状態の25日・75日移動平均線が右肩下がりに変わり、短期的な下落トレンドに入る可能性が高まります。

これまで下落時は200日移動平均線を抵抗線に反発してきましたが、もし下抜けすることがあると、下落トレンドへの転換の可能性が高まりますので、十分に警戒が必要でしょう。

このように同社は、この時期にやや上昇しやすく、大きく変動するときがあるものの、今年は上値が重たく、上昇しても小幅にとどまるかもしれません。

反対に下落時は小幅にとどまる傾向がありますが、もしこれまでの最大下落幅まで変動することがあると、傾向に反してズルズル下落するかもしれません。

まだデータ分析の期間が短いだけに、この分析からも、まだ株価の傾向が変わることや、イレギュラーな展開が発生することも予測されます。

直近の動向を見ても、一時的に上昇していますが、読みにくい展開が続いていますので、このデータ分析を参考にしながら、どちらかに方向感が出るまで、様子見するのも選択肢の一つでしょう。

ぜひ、このような情報をもとに、あなたの投資スタンスを決めてみてはいかがでしょうか。

※本記事は2023/4/4時点の株式市場の状況をもとに執筆しました。年初来高値などの更新日や移動平均などの記載については、誤差が生じる場合がございます。予めご了承くださいませ。

 

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この記事を書いている人

高橋 佑輔(たかはし ゆうすけ) 高橋 佑輔(たかはし ゆうすけ)
トレード歴12年以上の現役ベテラントレーダー。2008年より開始し、過去12年間で11年利益を上げる。相場の値動きの「法則」を発見し、その法則を戦略化したシステムトレードで自己資金を運用中。12年間でたった一度負けがあっただけで、11年間安定的な成績を上げ、堅実に利益を積み上げる。高橋佑輔執筆【eBook(電子書籍)『日本株再入門』】の無料配布はこちらをクリック

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