日本製鉄<5401>年初から上昇を開始し3月上旬に年初来高値更新から反落するも依然として高値圏を推移中…権利確定で株価どうなる?

2023/04/06

 

3月末日に優待権利確定した日本製鉄<5401>。人気の配当銘柄は、確定日が近づくと権利獲得に向けた買いなどが集まり、権利確定日前後に株価が変動しやすい傾向があります。

同社はしばらくの間2,100円を前後しての横這い状態が続いていましたが、今年に入り徐々に上昇を開始し、3/9には年初来高値3,294円をつけました。

その後は反落し、3,000円前後を推移していますが、依然として高値圏を推移し、再度高値を狙える水準を維持しています。

そのよう中、同社は先月末に権利確定日を迎えましたが、権利確定日を抜けこれから株価はどのように推移する可能性があるのでしょうか?

 

日本製鉄<5401>の権利確定前後の株価動向は?


では、権利日前後10日間(3月下旬~4月初旬)で、同社の株価は、例年どのような傾向が見られるのでしょうか?そのデータ分析の結果がこちらです。

シナジスタ:日本製鉄<5401>の権利確定前後の株価動向

※上記グラフは「シナジスタ」の独自システムによるデータ分析による結果です

2000年から2022年の株価の推移を見ると、上昇傾向が10回、下落傾向が13回見られます。 この数字を見る限り、やや下落傾向があると考えられるでしょう。

変動幅を見ると、10%以上の変動は、ほぼ10%を含めても上昇時の2回のみです。対して、5%以内の変動は、17回見れられます。

これらを考慮すると、同社の株価は全体としてやや下落傾向があるものの、小幅変動にとどまる確率が高いでしょう。

また、他の銘柄と比較しても、全体として比較的値動きが穏やかにとどまる可能性が高いと読み取れます。

では、同社の株価は、権利確定前後の期間でどれくらいの範囲で株価が推移する可能性があるのでしょうか?

 

日本製鉄<5401>の権利確定後の株価は?


データ分析によると、ここから株価が以下のような範囲で推移することが予測されます。

【予想変動幅(率)】-3.07%~5.72%

これまでの株価を分析した結果を見る限り、上昇幅は5.7%、下落幅は3.0%と考えられます。現在の株価 (3/16終値3,002円)で計算すると「2,910円~3,174円」の範囲で変動すると考えられるでしょう。

上昇の変動幅目安に到達した場合は、引き続き高値圏での推移が続き、25日移動平均線に沿った推移が続くと考えられるでしょう。

ただし、3月上旬につけた年初来高値更新には届かないこともあり、そこからさらに上値を狙おうと、様子見が続くと想定されます。

反対に、下落の変動幅目安に到達した場合は、現在株価とそれほど大きな差異はなく、次の展開を迎えるまでは横這いでの推移となることが考えられます。

しかし、そこから25日移動平均線が右肩下がりになることが予測されます。その後は、75日移動平均線を交錯する動きが出てくるまでは、緩やかな変化が続くと考えられます。

万が一、25日移動平均線が75日移動平均線を下抜けした場合は、短期的な下落トレンドに切り替わる可能性があるので注意が必要でしょう。

このように同社は、全体として値動きが小さい傾向があるものの、上昇すると様子見姿勢が強まり、下落すると、横ばいの推移からトレンドが転換することが予測されます。

上方向と下方向のどちらに動いても、少しの期間横ばいに推移し、それから次の展開になる動きになるでしょう。

そういった意味では、ここで無理に売買することなく、上方向と下方向のどちらでの横ばいの推移になるか確認してから、次の展開に向け仕掛けるのが良いかもしれません。

ぜひ、このような情報をもとに、あなたの投資スタンスを決めてみてはいかがでしょうか。

※本記事は2023/4/3時点の株式市場の状況をもとに執筆しました。年初来高値などの更新日や移動平均などの記載については、誤差が生じる場合がございます。予めご了承くださいませ。

 

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この記事を書いている人

高橋 佑輔(たかはし ゆうすけ) 高橋 佑輔(たかはし ゆうすけ)
トレード歴12年以上の現役ベテラントレーダー。2008年より開始し、過去12年間で11年利益を上げる。相場の値動きの「法則」を発見し、その法則を戦略化したシステムトレードで自己資金を運用中。12年間でたった一度負けがあっただけで、11年間安定的な成績を上げ、堅実に利益を積み上げる。高橋佑輔執筆【eBook(電子書籍)『日本株再入門』】の無料配布はこちらをクリック

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