しまむら<8227>7月の年初来高値更新から一段下がり方向感なく推移するも、直近に入りやや上向きに推移中…決算発表で株価どうなる?
12/26に第3四半期決算発表を迎えるしまむら<8227>。今年は10,000円付近から始まりましたが、徐々に上昇し7/22には13,330円で年初来高値を更新しました。
その後は一段下がり方向感がなく横這いでの推移していたものの、直近に入りやや上昇傾向への兆しが見えるような動きをしています。
そのような中、 決算発表を迎える同社ですが、決算発表前後でどれくらいの範囲で株価が推移することが予測されるのでしょうか?
しまむら<8227>の第3四半期決算前後の株価動向は?
では、同社の株決算を挟んだ1ヶ月間(12月中旬~1月中旬)で、同社の株価は、例年どのような傾向が見られるのでしょうか?そのデータ分析の結果がこちらです。
※上記グラフは「シナジスタ」の独自システムによるデータ分析による結果です
2000年から2021年の株価の推移を見ると、上昇傾向が11回、下落傾向が11回見られます。この数字を見る限り、上昇傾向と下落傾向が均衡していると読み取れるでしょう。
変動幅を見ると、10%以上の変動は、上下合わせて6回あります。その中には、下落時に約25%のものもあります。また、6回中4回が下落時です。
それに対して、5%以内の変動は10回あります。こちらは10回中6回が上昇時で、4回が下落時に起きています。
これらを考慮すると、同社はこの時期に、上昇傾向と下落傾向が均衡しているものの、下落時はやや大きく下落する傾向があると考えられます。
反対に、上昇時は小幅にとどまる傾向がありますので、上昇時と下落時で、変動幅に違いがあることには注意が必要でしょう。
では、同社の株価は、決算発表前後でどれくらいの範囲で株価が推移することが予測されるのでしょうか?
しまむら<8227>の目標株価は?
データ分析によると、ここから株価が以下のような範囲で推移することが予測されます。
【目標株価】
上値目安:13,230円
下値目安:11,410円
※12/15終値12,530円を基準に計算
これまでの株価を分析した結果を見る限り、上昇幅は約5.6%、下落幅は約8.9%と考えられます。よって、上値は「13,230円」、下値は「11,410円」が目標株価と考えられるでしょう。
上値の目安に到達した場合は、7/22の年初来高値を更新する目前まで上昇します。直近に、最上位に位置する25日移動平均線が右肩上がりになってきましたので、続いて75日移動平均線も右肩上がりになると、さらなる上昇を期待できるでしょう。
反対に、下値の目安に到達した場合は、現在上向いている200日移動平均線を下抜けします。そうなると、今度は反対にここからの上昇の機会を失い、軟調に推移すると考えられます。
これまで半年間以上200日移動平均線を下抜けすることがなったので、これを機に上昇時のシナリオとは全く違い、低迷する可能性が高いでしょう。
このように同社は、上昇時の傾向通りにいくと、年初来高値を更新も見えてきますが、もし下落時の傾向通りにいくと、全く反対に低迷する可能性があります。
まさに、その分岐点を、この年末から年明けにかけて迎えています。特に、この時期は上昇と下落の可能性が均衡していますので、どちらになるかが分からない状況です。
重ねて、直近は25日移動平均線が右肩上がりになりつつも、株価は方向感がない状況が続き、展開が読みにくい状況です。
これらをふまえると、上昇への期待で早めに仕込みたいところではありますが、その確率が半々なので、慌てずに方向感が出るまで様子見するのが良いでしょう。
このようなときは、思った方向と反対方向に株価が動く可能性もありますので、明確な動きが出てくるまで待つのも選択肢の一つだと考えられます。
ぜひ、このような情報をもとに、あなたの投資スタンスを決めてみてはいかがでしょうか。
※本記事は2022/12/21時点の株式市場の状況をもとに執筆しました。年初来高値などの更新日や移動平均などの記載については、誤差が生じる場合がございます。予めご了承くださいませ。
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この記事を書いている人
高橋 佑輔(たかはし ゆうすけ)
トレード歴12年以上の現役ベテラントレーダー。2008年より開始し、過去12年間で11年利益を上げる。相場の値動きの「法則」を発見し、その法則を戦略化したシステムトレードで自己資金を運用中。12年間でたった一度負けがあっただけで、11年間安定的な成績を上げ、堅実に利益を積み上げる。高橋佑輔執筆【eBook(電子書籍)『日本株再入門』】の無料配布はこちらをクリック。
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